思考するうどんプロレタリアート


勤め帰りに
H図書文化館に取り置き書籍を借りに行く。
その前に小腹をしずめておこうと思って
確か、あの辺りに「はなまる」があったよなぁ、
と少し遠回りする。



おお、いま「はしご定期券」で連携している
吉野家と隣り同士の店舗じゃないですか。
秋の定期券は売れ行きが速く、
この店でも9/22(金)に完売と貼ってある。
9/15(金)からキャンペーン開始だから、
一週間で売れ切れたんですね。



かけ小130円、ちくわ磯辺揚げ110円。
定期券をレジで見せると天ぷらが無料になって130円。
「はなまる」のかけ小はいつ食べても感動するな。
揚げ玉、白胡麻、おろし生姜をのっけて
「なんとなくたぬきうどん」に化けて130円ですもんね。


この値段で麺もスープもおいしい。
確かにメニューにも「かけ」「おろし醤油」(温冷あり)は
「サービス価格」と明記してあって別格扱いなのであります。
採算度外視という意味かな。


夢遊病者たち 1――第一次世界大戦はいかにして始まったか

夢遊病者たち 1――第一次世界大戦はいかにして始まったか


本日借りてきたのは、
クリストファー・クラーク『夢遊病者たち1
第一次世界大戦はいかにして始まったか』(みすず書房、2017)。
さすがみすず、りっぱな装丁で定価本体4600円+税。



全2巻の代金で
はなまるのかけ小が何杯食べられるか考えると、
頭がクラクラしている。
定期券を使ったら、うどんの丼の数だけ天ぷら無料!
いやいや、いくら欲張ったって
そんなには食べられませんて。


The Sleepwalkers: How Europe Went to War in 1914

The Sleepwalkers: How Europe Went to War in 1914


知的な書籍を前に下世話な話題ですんません。
自称「思考するプロレタリアート」なものですから。
いや、「思考するうどんプロレタリアート」が精確か。
吉野家に寄ったら、「思考する牛丼プロレタリアート」か。


いま生きる階級論

いま生きる階級論

(「思考するプロレタリアート」は19世紀のロシアの思想家
ディミトリー・ピーサレフが作った概念。上記の本pp.80-81から借用)


wikipedia: ディミトリー・ピーサレフ
wikipedia:en: Dmitry Pisarev