同居人の作った常備菜ばかりで弁当三連投も気が引ける、
という訳では全然ないのですが、
平松洋子さんの文庫本を昨晩寝床で読んでいて、
今夜作ってみようかな、と思ったのです。
それは、あさり飯!
- 作者: 下田昌克,平松洋子
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2018/05/10
- メディア: 文庫
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平松さんのエッセイ「あさり飯の仕掛け」には
こうあります。
①殻のままのあさりと水を小鍋に入れ、火にかける。
殻が開いたら、あくを引き、あさりのだしを取る。
②あさりを取り出し、身をはずして取っておく。
③あさりのだしを冷ます。
つまり、あとで合体作戦。冷ましたあさりのだし
(おまじない程度に酒と塩をくわえる)で米を炊き、
蒸らすときに身を戻すのである。
(あさりの身が少ないのは寂しいので、奮発して2パック買ってきました)
ひと手間かかるけれど、
こうすると米にあさりのだしが染みこんでいながら、
身はふっくらとして味わい深い。
ひとつぶひとつぶ、貝のうまみを凝縮した飯のうまさは
おかわり必至、あとを引いて困るくらいだ。
ごはんなのに、おつな酒の肴になるところも芸のうち。
(pp.195-196)
平松さんの文章の巧さは無論あるけれど、
これはね、どうしてもいっぺん自分で作りたくなりますね。
塩の代わりに薄口醤油を使い、
あさりの身を戻すときに
新生姜を刻んで一緒に混ぜてみました。
蒸らしが終わったらちょいとつまんでみよう。
お、旨いじゃない。
という訳で本日の大王夜食弁当。
あさりと新生姜の炊き込みごはん。焼売。煮玉子。かまぼこ2切れ。
絹さやお浸し。カボチャそぼろ煮。隠元胡麻和え。キャラブキ。
絹さやが旬で値段が下がっているので
2パック買って常備菜にお浸しを作っておきました。
- 作者: 平松洋子,安西水丸
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2017/06/08
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