近所で酒屋を経営していたSさんから
久々に招集が掛かりました。
秋祭りの神輿休憩所の手伝いです。
Sさん夫人を女親分とする女性裏方チームが主力部隊。
Sさんと僕は自称「枯れ木も山の賑わい隊」です。
以前数人はいた男性軍は
S酒店が店を閉じてから居場所を失いました。
メンバーも散り散りになりました。
女性主力部隊が飲み物、食べ物を用意します。
人間が口から入れるもの全般、インプット担当ですね。
枯れ木も山の賑わい隊はアウトプット担当。
地下足袋のまま区民集会所トイレにを使えるよう
ビニールシートを貼る。
トイレの場所を示す案内ポスターを貼る。
飲み食いで大量に発生するゴミ処理場所を事前に確保する。
人間が出すもの全般、アウトプット担当がメイン業務になります。
お囃子に乗って、来ました、来ました！
最盛期は100名を優に超えると計測される、
腹ぺこ、ビール飲みたいぜモード100%の男女が
イナゴの大群のように襲来です。
休憩所を襲撃するかのような殺気が漂います。
こどもたちには動物ビスケットとりんごジュースを配布。
これだけ目当てで、とっとと現場をずらかる親御さんも
毎年いらっしゃいます。
女性部隊が用意した豚汁、おむすび、唐揚げ、フライドポテト、冷奴、
ウィンナー、おしんこがあっという間に食い尽くされていきます。
瓶ビール、ペットボトルの緑茶、オレンジジュースが次々空となります。
たかだか100人強の町内会の祭りでこの状態です。
100,000人単位の軍隊を動かしたナポレオンの
裏方舞台の活躍がいかばかりだったか、想像に余りあります。
我が女性主力部隊の対応は脇で見ていて実に見事でした。
やがて腹を満たしたイナゴの集団が神輿とともに去って行き、
枯れ木も山の賑わい隊もホッと一息。
無事、今年の祭礼の任務を完了したのでした。
