クリッピングから
毎日新聞2021年11月13日朝刊
八王子 考古学者・シュリーマン訪問に注目
地元大学生が企画 書店で功績紹介、まんじゅう好評
トロイ遺跡の発見で知られるドイツの考古学者、
ハインリヒ・シュリーマン(1822〜90)が
幕末の八王子を訪れた史実に基づき、
市内の大学生が地元でまちおこしを進めている。
偉人にちなむ特製まんじゅうも好評だ。
シュリーマンは商人として財を成し、
引退後の世界旅行で1865年6月から約1カ月間、日本に滞在。
絹の生産地・集荷地で知られ桑都と呼ばれた八王子を
寄港先の横浜から訪れ、家々に手織り機があることなどを旅行記に記述。
49歳からの発掘でギリシャ神話に登場する伝説都市トロイの実在を証明した。
取り組むのは地元と連携して
地域活性化を目指す
創価大文学部「インターゼミ桑都プロジェクト」の学生約40人。
2022年のシュリーマン生誕200年を前に
今春から八王子訪問に注目し街を活気づけようと動き始めた。
2年生の塩崎由佳さん(19)と仲間は、
「都まんじゅう」を製造販売する「つるや製菓」(同市旭町)と共同で
「シュリーまん」を手がけた。
学生のデザインした
シュリーマンの顔キャラクターの焼き印をつけたまんじゅうで、
都まんじゅう10個入りに2個ずつ入る形で販売中だ。
(略)
塩崎さんは
「みなで試行錯誤したものが形となって地域に届く。
その手応えをコロナ禍で
オンライン中心の大学生活が続いただけに実感する。
偉人の八王子訪問を多くの人の知ってほしい」。
(略)
(野倉恵)
観光地によくある「便乗まんじゅう」とは一線を画し、
史実、語呂合わせ、顔キャラクターを組み合わせて、
地元振興につなげる試みがとてもいいですね。
僕もいっぺん食べてみたいな、シュリーまん。
(創価大学プレスセンターサイトより)