フロマートカの新刊神学書を救出した

神保町の貸棚共同書店 PASSAGE(パサージュ)で借りている
「大王グループ」書棚に搬入した一冊。
『危機の時代の神学:フロマートカ著作選』(平凡社、2023)。
作家/元外務省主任分析官・佐藤優さんが10年かけて完成した神学書だ。


(大王グループ棚の本には手書きの帯・栞を付けている)


佐藤さんが長年敬愛し、生涯かけて研究している
チェコ神学者・フロマートカの未邦訳著作選。
神学書はめったに重版がかからない。
初版800部。
税込9,240円の高価格になった。
読者の負担を考えたのだろう、
佐藤さんは本書の印税を受け取らないことに決めた。
本来なら10,000円を超える書物だ。


アマゾンで調べると、
新刊は在庫切れ・入荷時期未定(2023年4月23日現在)。
現在購入できるのは、1冊を除き、
2,000円〜3,000円上乗せされたプレミアム価格のみ。


こうした事態を予測して大王グループは早めに定価で仕入れ、
PASSAGEでも定価で販売している。
希少本を早めに救出して避難させている
シェルターになったつもり(笑)。
こうしたことができるのも棚主になってよかったことの一つだ。
易しい本ではないからそうそう売れないと思うけど、
棚でゆっくりしていってくださいな。