14分33秒のフォース


2008年11月4日、シカゴでの
バラク・オバマの勝利演説と同じくらい記憶に残るスピーチがある。
アップルのスティーブ・ジョブズが2005年、
スタンフォード大学卒業式で行った14分33秒のスピーチである。
スクリプトや映像が人から人へ世界中に広がり、
YouTubeでも今日現在で約250万回の視聴が記録されている。



原稿で読んだことは何度もあったが、
いま世界クリエーティブ塾(セカクリ)最終講義の準備をしていて
映像を観ることにした。
鳥肌が立つと多くの人たちが表現していることが
あらためて分かるスピーチである。
おおげさでなく、原稿を見ながら淡々と話す姿がいい。
ジョブズも少し緊張していることが映像から読み取れる。


ジョブズはガンから生還を果たしたが、
現在再び体調を崩し6月まで休養中である。
彼にもしものことがあればアップルはどうなるだろう。
グーグルとアップルが
世界のテクノロジーとクリエティビティを牽引してきた10年である。
ジョブズのアップル復帰とともに
アップルユーザーに帰ってきた僕としては
彼の健康が心配で当分目が話せない。
世界も人類もまだまだ天才を必要としている。


ウェブ時代 5つの定理―この言葉が未来を切り開く!

ウェブ時代 5つの定理―この言葉が未来を切り開く!


まだ、この歴史的スピーチを
視聴したことのないみなさんはぜひ一度どうぞ。
身体の奥底から勇気のようなものが湧いてくるのを感じます。
梅田望夫さんの著書『ウェブ時代5つの定理』名言リンク集から
ジョブズのスピーチのハイライトの原文と日本語訳を
以下に引用します。


http://www.bunshun.co.jp/umeda_web/umeda_link_teiri05.htm#p258


さらに原文すべてを読みたい方は以下のリンクからどうぞ。
英語の教材としても有益な内容です。


May Force be with you.


http://news-service.stanford.edu/news/2005/june15/jobs-061505.html