一坪の森とらすと


秘湯会は会長と副会長ふたりの世界最小団体で、
春夏秋冬、山のいで湯をめぐることと
5坪の区民農園で日本の伝統野菜を育てることを主な活動とする。


確かにそうなんですが、実は、秘湯会、
奥只見の森に土地を所有しています。
いやなに、いまのところ、9坪なんですけどね。



もう読まなくなった本を段ボールに詰めて「たもかく」に送ると
定価の10%で買い取ってくれる。
1,750円分の交換券で「一坪の森とらすと」として一坪の土地がもらえる。
イギリスで生まれたナショナルトラストをヒントにしている。
こうして本と引き換えに多数の人が森の土地を所有すれば
乱開発を防ぐことができる。


土地所有者のみなさんには、
「休みにぜひ奥只見に遊びに来てくださいね」と誘ってくれる。
集まった本は定価の半分で再販売するのだ。



秘湯会も一度現地におじゃましたことがある。
あるわ、あるわ、全国から集まった本が。
僕はアマゾンでも見つけられなかったある文庫本をここで見つけた。
珍しい本でも、定価の半分。助かるね。



本が増えすぎて困っているみなさん、
どうせなら「たもかく」に不要になった本を送って、
奥只見の森の土地を所有してみませんか。
ちなみに、この土地、森のど真ん中にありますから、
畑にしたり、住んだりすることはできません。