空がアートに見えるとき


街を歩いているとき、
空がアートに見える瞬間がある。



以前なら記憶の隅に焼き付け
それはやがて忘却のかなたに消えていったものだが、
いまはデジタルカメラで撮影する。



その瞬間が撮れているとはなかなか思えないのだが、
こんなアートを見逃してしまうのは
どうにも惜しいのだ。



下を向き、
浮き世のことに心を占めさせておくのは
あまりに惜しい。そう思いませんか?


空がアートするとき、
急ぎ足をちょっとゆるめて
一瞬の作品を眺めてあげてくださいな。