ショルダーバッグに kindle 2


iPadがすっかり巷の話題をさらっているが、
amazon kindle 2も僕は重宝している。
電子書籍リーダー専用機には専用機ならではのよさがある。


わずか300g弱の本体に1,500冊のハードカバーを収納できる。
3Gワイヤレスで通信費はアマゾン持ち。
54万冊のライブラリーからどの一冊でも
60秒以内にダウンロード可能である。



  (いまのところ英語とギリシャ語だけが利用可能)


なにより紙とインクのタッチを残した画面が
本好きの心をとらえる。
iPadのフルカラーに対して、
kindleはあくまでモノクロなのだ。


電子書籍は紙の書籍より割り引き販売しているから、
kindleの新刊ビジネスではアマゾンは赤字である。
本体も一度値下げして259ドル。
読書家なら二三十冊読むうち
kindle購入の元が取れてしまう価格設定にしてある。



  (あじさいの花が咲くのがいまから楽しみ)


僕は最近、iPadは家で使い、
ショルダーバッグにはkindleを忍ばせる。
外出先での待ち時間、食後のコーヒーショップでのひととき、
電車で移動する時間。
そんなすきま時間を利用して
kindleを取り出しスイッチを入れる。


Googled: The End of the World As We Know It

Googled: The End of the World As We Know It


いまは、
"Googled -The End of the World as We Know It"
(邦訳:『グーグル秘録 完全なる破壊』)"を
英語版電子書籍を頭から、
日本語版紙書籍(おかしな言い方ですが)を後ろから読んでいる。
僕はあとがきからさかのぼって後ろから本を読むのも好きなのだ。
逆読みは紙の書籍の方がやりやすい。


グーグル秘録

グーグル秘録


こうしたノンフィクションは著者の結論を先に聴き、
どうしてそう結論づけたのか逆読みしていくと
推論の過程が見えるので概要をつかみやすい。
ベルリンスクール時代に、
限られた時間で大量の英文を読み要約をつかむ必要があった。
そこで身につけた読書術のひとつなのだ。


日本では権利保護と利益分配の問題が解決していないが、
日本語書籍もkindleで読める日が早く来るといいのになぁ。
そうしたら、目的に応じてiPadでなくkindleを選ぶ人たちも
もっと増えるだろう。


wikipedia:キンドル
wikipedia:en:kindle