1人分足りないホールケーキ  



   日本のパティシエ有志とつくった「1人分足りないホールケーキ」。
   足りない1人分は、途上国の子どもたちの支援に。


なかなか気が利いたキャンペーンですね。
今年の広告電通賞の受賞作です。
「欠落」をアテンションにしたところがアイデアです。
誰だって「1人分足りないホールケーキ」を前にしたら、
「どうして?」と疑問を持つでしょう。


受賞作品展は自分のペースで見るのが好きです。
よく知っている作品、最高賞の作品以外に自分の発見があるからです。
情報を吸収するだけでは物足りない。
一点一点と向き合い、
「自分はどう思うか」「どうしてこれがいいのか」と対話しないことには
結局、身にならない気がします。



  (ある商店街の横断幕。「牛の2頭分」ってインパクトがあるなぁ)



  (東京の地下は秘密基地の迷路のよう)


きょうの午後は須田和博さん、佐藤尚之さん、大岩直人さんの
ソーシャルメディアから見た広告の実像と未来像」
と題するセミナーに参加してきました。
イムリーな題材、旬のスピーカーたちのセミナーだっただけに
予定の90分ではテーマの深掘りには物足りない。
会場との質疑応答も交えて
3時間でも4時間でもフルマラソンでやってほしかったなぁ、
と欲張りな感想を持ちました。