浜千鳥とえんぴつ


前から気になっていた店。
汐留に勤務先が変わったのをきっかけに
このあたりかなと見当をつけて歩いていたら見つけた。
11月まで限定一年間の出店、「吟醸バー汐留」である。
52蔵の吟醸酒104種をリーズナブルな価格で提供する。
それもそのはず日本吟醸酒協会が開いているバーなのだ。



1,050円でチケットを買うと百円券が11枚付いてくる。
これで吟醸酒やつまみを注文する仕組み。
醤油豆、クリームチーズの粕漬けなど
飲兵衛が喜びそうなメニューが揃っている。
3種類の吟醸酒を60mlずつ、三杯飲んでちょうど一合の
飲み比べセット800円を頼む。比較すると個性がきわだつね。



続いてご主人の一押し、
東日本大震災で大きな被害を受けた蔵元、
「浜千鳥」斗瓶囲い(限定版)を頼む。
この銘柄を再び味わう日まで、
せめて味わいを身体に記憶させておきたい。
ほろ酔いで適当に切り上げることができるのが
ひとり飲みのいいところだ。



帰りがけにコンビニエンスストアに寄って
「希望のえんぴつプロジェクト」に3,000円振り込む。
4月8日の始業式に間に合うように、
宮城県女川町の小学生に1,000円ずつ300人が募金し
えんぴつを届けるプロジェクトである。
僕がサイトを見た時点ではまだ半分にも届いていなかった。心配だ。
多くを失った被災地のこどもたちに
せめて真新しいえんぴつを届けて新学期を迎えさせてやりたい。
僕たちができる募金は金額は小さいが、
中間の組織を経由せず直接すばやくお渡しできるのが利点である。
NPO「愛伝舎」が協力している)



本日サイトを見たところ、
当初の最低目標、ひとりあたりえんぴつ6本、ノート2冊、
消しゴム1ヶは届けることができた。
あと少しがんばって募金をすれば
絵の具や用紙なども全員のこどもに届けることができる。