カンヌの市場で一息入れる


カンヌ会場に通うかたわら、
市内にふたつある市場のひとつ、Marché Forvilleを覗く。





野菜、果物、キノコ、魚貝、ハム、チーズ、生花。
人がその土地で暮らすことがどういうことか、
市場は食材や商いを通じて僕に教えてくれる。
笑顔が素敵な年配女性の店でトマトとベリー2種を買う。



市場の並びにある店、
La Cannoise des Cafes et des Thesでひと休み。
僕はこの店が気に入って、カンヌを訪れるたびに通う。
紅茶を頼む。
隣りにあったパンの店Paulは別のパン屋に変わった。
この店は茶葉で入れてくれるので
ティーバッグとは味わいが断然違う。
近頃はポットの代わりに鉄瓶を使うようになった。
小さなクッキーが付いて3.20€。



人気のある店だけに本日も満席。
仕事の途中らしいご婦人が僕に相席の許しを求め
隣りの席に腰かける。
煙草を一本だけ吸い、エスプレッソを飲み干し
「メルシー」と声をかけて足早に去っていく。