松田奈緒子『重版出来（しゅったい）！』（7巻まで／2013-16）

ドラマ（TBS）が出色の出来だったので、
駅前のTSUTAYAで最新第7巻まで借りてきました。
（2泊3日で1冊97円也）
そもそもマンガが傑作でした。
松田奈緒子『重版出来（しゅったい）！』7巻まで読了。

マンガ雑誌「週刊バイブス」に新入社員として配属された
小熊こと黒沢心（黒木華）が主人公。
マンガや出版の世界に生きる登場人物ひとりひとりが
実に丁寧にリアルに描かれていて少しも飽きさせません。
執筆までの取材にも時間を使っていることがよく分かる。

柔道でオリンピック出場寸前まで行きながら怪我で継続を断念。
心機一転、マンガの世界で一所懸命に取り組む心の姿に惹かれます。
松田奈緒子の他の作品はまだ読んでいないけれど、
最高傑作ではないだろうか。

　　　（写真上：番組ホームページより引用）

ドラマのキャスティングが
マンガのよさを活かした抜群のものであったことに
原作を読んで気づきました。
心のメンター、五百旗頭（いおきべ）役なんて
髪型も含めてオダギリジョー以外に考えられない！
ドラマ、マンガ、未見の方はぜひ！

（文中敬称略）