"The Fabulous Four"—日本の若手4人が作品披露


AdFest17二日目。
いつも楽しみにしている若手フィルム・ディレクターのセッション、
"The Fabulous Four 2017" を見に行く。
今年のテーマは "20 years of diversity" (多様性の20年)。
AdFest 20周年にちなんだものだ。
シナリオ予選通過者は5分のショートフィルムを上映。
グランプリ受賞者は三日目のセレモニーで表彰される。



(スクリーンの男性は、モデレーター Corey Esse。フィルムクラフト審査員)


シナリオ審査で選出されたのは以下4人。
Kai Oe、Miyuki Akimoto、Naoya Yamaguchi、
Yoshikaze Kanezawa。
モデレーターは Corey Esse
このセッションでは毎年日本勢が活躍してきたが、
今年は4人とも日本から選出。
多様性をテーマとするセッションの割に残念な気がしていたが、
作品は多彩で、実力で予選を突破したと確かに思えた。


4人とも英語には自信がないらしく、
背後に4人の通訳が座る光景が異様な感じがした。
みんな脚本・演出の力はあるのだから、
いまのうちから英語を習得する時間を創り出し、
世界を舞台に活躍する準備を始めておいたらどうだろう。
余計なお世話だがそう思えた。



日本で培った感性を武器にするとしても、
英語ができなければ、舞台は限られる。
通訳が付くのは今回のような特別の場合だけだ。
まして個人と個人の内緒の話は通訳を介してはできない。
ともあれ、4人は作品の魅力だけでなく、
演出方法についても明晰に語り、新世代の才能を感じさせた。


(2017年3月26日追記)
審査員投票、一般参加者投票で
ダブル優勝したのはNaoya Yamaguchi。
作品 "The Dolls with Attitude" で受賞。
僕も一番印象に残った作品でした。
おめでとうございました!


アドフェスト17受賞結果
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