沖縄県名護市長選が4日投開票された。
前市議で新顔の渡具知(とぐち)武豊氏(56)
=自民、公明、維新推薦=が、
現職の稲嶺進氏(72)=民進、共産、自由、社民、
沖縄社会大衆推薦、立憲支持=を破って、初当選を果たした。
朝日と讀賣の2018年2月5日夕刊見出しを比較してみよう。
まずは、朝日。
名護市長に辺野古「容認」新顔
「反対」現職破る 移設工事加速へ
与党、秋の知事選へ攻勢
「争点外し残念」翁長知事
容認にカッコが付いているのがミソですね。
渡具知氏は辺野古基地について
「国と県の裁判の結果に従う」とだけ語っている。
氏に投票した住民が辺野古容認とは限らない。
基地問題に関して新市長は今後、
政府と住民の間で板挟みになる可能性があります。
一方、讀賣。
名護市長に自公系新人
辺野古反対の現職破る
首相、移設工事「進めていく」
再編交付金の再開検討 政府
現職の「辺野古反対」を逆手に取り、
首相のコメントにつなげて移設工事の正当性を強調している。
2010年以降、名護市に支給されなかった再編交付金
計135億円の支給方法を検討することを取り上げた。
金の力に物を言わせる政府の姿勢が見えますね。
当落候補写真の対比にも意図を感じます。
新聞は複数読んで比較するもの。
池上彰さん、佐藤優さん、プチ鹿島さんの言葉通りです。
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