ストックホルムで水俣病の娘を見せた母

クリッピングから
讀賣新聞2019年10月14日朝刊
訃報 坂本フジエさん 94歳
(さかもと・ふじえ=胎児性水俣病患者・坂本しのぶさんの母)
水俣病 悲劇訴え


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mainichi.jpより引用)


  水俣病で4歳の長女を亡くし、
  次女・しのぶさん(63)も胎児性水俣病患者として生まれた。
  1972年、しのぶさんとともに、
  スウェーデンストックホルムで開催された
  国連人間環境会議の会場前で、
 「水俣病の犠牲者」と書かれたゼッケンをつけ、公害の悲劇を訴えた。


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どれほどの怒りと勇気があれば
水俣病の次女・しのぶさんと共に国連会議会場前で
人々の視線を受け止めることができるのだろうか。
人間の芯の強さとは何だろうと考えさせられた。


坂本フジエさんのご冥福を祈ります。


新装版 苦海浄土 (講談社文庫)

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魂の秘境から

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(経済最優先の思想が奪った土地がどんな場所だったか。
 石牟礼さんの凜とした文章が想像させる)