お月さま、次の夜に行きよるんよ(たから幼稚園年少)

クリッピングから
讀賣新聞2019年10月30日朝刊
こどもの詩(特別編) せんせいから
先生が聞いた子どもたちの言葉


  保育施設や幼稚園で先生たちが聞いた、
  印象的な子どもの言葉を紹介します。
  「こどもの詩」の特別編です。
  家の外でもユニークなつぶやきが
  たくさん生まれています。


  朝空を見上げた女児が。
  「お月さま見えよる。次の夜に行きよるんよ」
  (愛媛県西条市・たから幼稚園年少)


朝の月を見て「次の夜に行きよるんよ」。
こんな哲学的で詩的な台詞を大人はとても言えません。


  遠足で電車移動中、車内アナウンス。
  「次は日暮里、日暮里」と流れると、
  「にっこり、にっこりだって」と、
  にっこりして右、にっこりして左を向いていた。
  車内の乗客も思わずにっこり。
    (埼玉県春日部市の保育士が勤めていた
     園の経験から。4歳男児


投稿した保育士さんの記憶に深く残っていた
出来事だったのでしょうね。
にっこりしながら右左を向く動作が可愛らしい。
僕もにっこり、です。


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月1回の「こどもの詩」特別編、これからも楽しみです。


ことばのしっぽ - 「こどもの詩」50周年精選集

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