パリで一番小さなキッチンをセールスポイントに(レイチェル・クー)

クリッピングから
NHKテキスト「ラジオビジネス英語」2022年4月号
4月のSmall Talk(講師:柴田真一)



  金曜日のインタビューは、
  世界的に有名な料理人でフードライターのレイチェル・クーさん。
  何を隠そう、私はレイチェルさんの大ファン!
  収録スタッフの前では冷静を装っていたのですが、
  オンラインでつながる直前は、
  年甲斐もなく胸がドキドキしていました。


  最初から明るく気さくな感じでホッとしましたが、
  料理に対する情熱は半端ではなく、
  徐々にテンションが上がっていくのに
  私もつられてしまいました。


  アーティストとしてのセンス、
  どんな困難にもプラス思考で臨む姿勢、
  異文化をリスペクトする態度、
  語学習得のコツなど、
  学びの詰まったレイチェルさんの語りを満喫してください。

                        (p.17)


僕が素晴らしい!と思ったのは
レイチェルさんの次のコメントでした。


  私の場合、パリで小さなキッチンしかないことを、
  まぁ難しいけれど、セールスポイントにしちゃえって思ったんです。
  「私のキッチンはパリで最小よ」ってね。
  本当にいちばん小さかったかどうかはわかりませんが、
  パリの小さなキッチンですし、おいしい料理を作れるんです。
  それが、私が視聴者の皆さんに伝えたかったメッセージでした。


英語原文はこうです。


  Rachel Khoo:
  So for me, actually having a small kitchen in Paris ---
  I thought... well, actually, you know,
  it's difficult, but I can make that into a selling point.


   I'm, like, "I have the smallest kitchen in Paris."
  Well, I don't know if it was the smallest,
  but I have a very small kitchen in Paris,
  and I can still cook delicious meals.
  And that was literally, like, the message I wanted to tell people.

                       (pp.80-82)