どうぞ、ほどほどの人生を。 SUNTORY

クリッピングから
毎日新聞2022年11月5日朝刊
サントリー全15段広告


広告は時代を映す鏡だなぁ、
とこの新聞広告を見て思った。
適量の飲酒を形容して
「ほどほどの人生」と表現しているところに目が止まる。



  どうぞ、
  ほどほどの
  人生を。


  初対面で意気投合した。
  友とめずらしく話し込んだ。
  なつかしい記憶を旅した。
  お酒を飲むと、ふいにそんな瞬間が訪れます。
  サントリーは、お酒をつくる会社としての責任から、
  1986年より、適正飲酒をすすめる
  広告を続けてきました。
  お酒の現実と向き合い、目をそらさぬこと。
  一人ひとりの飲み過ぎを防ぐため、
  適量について、知る機会を提供すること。
  ほどほどのお酒は、
  心をほどき、つながる時間をくれるから。
  今夜も、なにより、適量で。


  お酒は、なによりも適量です。
  SUNTORY


       (イラストレーション:柳原良平



山口瞳が成人の日のサントリー広告を長く書いていた。
 一番印象に残るコピーが書名になっている。現在は伊集院静が担当)