神社を応援する「出雲生姜じんじゃエール」(出雲生姜屋)

クリッピングから
朝日新聞2023年9月30日朝刊別刷be 「お宝発見ご当地食」 
出雲生姜じんじゃエール(出雲生姜屋) 埋蔵エリア 島根県
神々が立ち寄る神社にエールを


(ロゴが可愛い。出雲生姜屋ホームページより)


  10月は神無月。
  同月を神在月(かみありづき)と呼ぶ出雲には、
  旧暦10月に全国の神々が集まると言われています。
  滞在の最後に神々が立ち寄るのが、
  出雲市斐川(ひかわ)町にある万九千(まんくせん)神社だそう。


  周辺は、昔からショウガの産地で知られ、
  まさに今、収穫期を迎えています。
  2014年、その地で新規就農し
  ショウガの専業農家となったのは、
  県内離島出身の南浩二さん。
  創業した「出雲生姜(しょうが)屋」は、
  そのショウガを加工品として販売する会社です。


  栽培期間中は農薬不使用にこだわり、
  社長の南さんもご家族やスタッフといっしょに畑仕事。
  最初に作った商品が、「出雲生姜じんじゃエール」(写真左)でした。
  誤植ではありません。
  神社を応援する、ジンジャーエールという意味です。


  じつは就農当時から、南さんを何かと助けてくれたのが
  万九千神社の宮司・錦田剛志さん。
  地域を元気にしたいという同じ目的をもつ
  宮司と農家が出会い、生まれた、
  優しい味わいで体も温まる飲料です。
  同神社に参拝すれば、お神酒代わりに授かることができます。


  県内主要スーパーなどでも販売。
  出雲生姜じんじゃエール378円、
  濃縮タイプの「出雲生姜のしょうがシロップ」1058円
  (どちらも税込み参考価格)も人気。

         (スーパーマーケット研究家・菅原佳己(すがわら よしみ)