白もちとうもろこし、収穫始まる


この週末、副会長はどこぞに出かけるらしい。
ETCで高速1,000円だから
家にじっとしていられないのかもしれない。
目覚めたら郵便ポストの上に
トウモロコシとトマトが届いていた。
副会長がお出かけの前に畑に立ち寄ったしるしなのだ。



おなじみ野口の固定種で、
伝統的な「白もちとうもろこし」と呼ばれる品種である。
畑で2mを越える高さまで成長し、
ようやく収穫が始まったのである。
相模半白(はんじろ)キュウリに続く、
秘湯会特撰・日本の伝統野菜シリーズ第二弾なのだ。



新鮮なうちに大鍋でゆでてしまう。
スーパーマーケットで売られているトウモロコシと違って
多少粒が不揃いだったりするが、それが固定種のいいところ。
この種を蒔けば翌年も収穫できるのが
F1種との最大の違いである。



今朝収穫したトマトは苗から育てたもので、こちらはF1種。
種は採種できないが、これはこれで新鮮でおいしい。
F1種が悪玉で、固定種が善玉と決まっている訳ではないのだ。
種から育てている固定種のトマトは
畑でまだゆっくり生長している。
なに、どうせ急ぐ旅ではない。


歩いて1分もかからぬ所に5坪の畑を借り、
土を耕し、肥料をやり、種を蒔き、水をやり、作物を収穫する。
こうしたサイクルを持つことは
都会暮らしの身にはなによりの精神安定剤になる。



僕は根がお気楽なのか、
小さな楽しみを見つけるのがとことん好きな性分なのか、
少なくとも日々の暮らしに飽きることはないね。


いのちの種を未来に

いのちの種を未来に


野菜の種はこうして採ろう

野菜の種はこうして採ろう