餃子を食べに、雪の魚沼


魚沼は雪また雪である。
こんなに降り積もった雪を見るのはいつ以来だろうか。
いや、生まれて初めてかもしれない。
なんせ背丈を遥かに越えた雪がそこここに積もっているのだ。




副会長と相談して昼は外に食べに行くことにした。
長靴と傘を宿で借りて雪の中を散歩する。
この雪でも道路は除雪してあり、ときおり車とすれ違う。




昼ご飯は餃子とビールでもやりたいネ、と二人で話しながら、
宝巌堂でもらった地図を頼りに松坂屋食堂をめざす。
地元の人たちが憩う飲食店である。




気のいいおねえさんと雑談しながら、
餃子、肉野菜炒め、ビールを注文。
寒いもんだからそのうち緑川正宗を燗で追加する。




柚子をきかせた白菜の漬物が絶品で、
こいつをお代わりして、降る雪を眺めて酒を飲む。
今年の魚沼はこれでも雪が少ないのだと
松坂屋食堂のお姉さんは言う。