イノベーションを阻害するすべては、Stupid!


午前中は鳥居坂・國際文化会館で
ベルリンスクール・東京プログラム三日目。
きょうは本田技研・元主任研究員、小林三郎さん、
英語愛称Samのセッションは
昨年の同プログラムで参加者の評価がもっとも高かった。
僕は未参加なので聴講させていただいた。



なにしろパワフル。
藤川教授の統計によれば、
10分間のトークに15回の"Stupid!"が入る。
およそイノベーションにとって害悪になる存在すべてを
Samは "Stupid!"と斬り捨てる。
その思い切りはなるほど痛快。
同席しているだけで
体温が一二度上がってくるような感覚を味わう。
世界中で標準装備となったエアバッグを開発した人だ。



午後からはアジア3都市に三ヶ月派遣した
30代の若者三人の社内報告会を主催。
僕がモデレーターとなり2時間少々のセッションを行う。
日本の若者たちが海外に出なくなったとよく耳にするが、
彼ら三人の現地での奮戦ぶりを聴いていると
そうした決めつけは危険だな、と励まされる。