クリッピングから
朝日新聞2020年10月3日朝刊
折々の言葉(鷲田清一)1953
Keep Portland Weird
ポートランドのキャッチフレーズ
「ずっと変わり者でいよう、ポートランド」。
米国オレゴン州のこの街では、多くの市民がこれをモットーとして
Tシャツに印刷し、車体に貼りつけ、建物の壁に掲げる。
住民自治、低炭素型社会、表現の自由、"Do It Yourself" と多様性の文化、
活発なサブカルチャーなど、独自の気風で知られる。
意見は分かれるにしても、こうした合い言葉が飛び交う街は、
きっと呼吸もしやすいだろう。
ポートランドには仕事で訪れたことがありました。
都市機能と自然がうまくマッチした、
暮らしやすそうな街だった印象が残っています。
アメリカは「合衆国」だけあって、
それぞれ特色の異なる州、街がありますね。
ポートランドは地ビールの醸造所でも有名な土地です。
市の愛称のひとつが「ビアタウン」(Beertown)ですから
ビール好きには堪らんでしょう。
Wikipedia(日本語版)から引用します。
1999年、作家マイケル・“ビアハンター”・ジャクソンは、
ポートランドを「世界のビール首都の候補地」と称し、
ドイツのケルンより醸造所が多くあるポートランドを讃えた。
ポートランド・オレゴン観光局は、
市の愛称として「ビアバナ」(Beervana)、
「ブルートピア」(Brewtopia)(引用者注:Brewは「醸造する」の意)を推進している。
2006年1月中旬に当時の市長トム・ポッターは、
市の愛称として「ビアタウン」(Beertown)を用いることを正式に決定した。