池上彰『知らないと恥をかく大問題13ー現代史の大転換』(角川新書、2022)

年1回、世界の大問題をおさらいするにはとても便利な新書。
今年も出ましたね。
池上彰『知らないと恥をかく大問題13 現代史の大転換点』
(角川新書、2022)を読む。



目次を引用する。
2022年版も
ムダの少ない、バランスの取れた構成だ。


  プロローグ 世界は新たな時代を迎えた
  第1章 どうなるバイデン政権の今後
  第2章 揺れるヨーロッパ
  第3章 米中ロの国益が交差するユーラシア
  第4章 ”経済からイデオロギー” へ。転換した中国
  第5章 国際ルールを守らない国、平和を脅かす国
  第6章 歴史の韻を踏む、いまの日本は?
  エピローグ 未来を知るには、未来を創ること
  おわりに
  主要参考文献一覧


巻末3頁に渡って記された参考文献を見ると、
その年、池上さんがどの本に着目したかがよく分かる。
今年の「知ら恥13」(本書の愛称です)では全22冊。
自著(佐藤優さんとの共著1含む)7冊は
読者のクロスレファランスに役立つよう選書されている。
今回気になったのは『ヨーロッパ戦後史(上下)』
(トニー・ジャネット/森本醇・浅沼澄訳、みすず書房)。
機会をみて読んでみよう。


  編集担当:辻森康人(KADOKAWA)、八村晃代