I always want to make absolutely sure that I'm being honest with my audience. (Peter Barakan, broadcaster)

クリッピングから
NHK「ラジオビジネス英語」8月号テキスト
柴田真一先生によるピーター・バラカンさんへのインタビュー
(Interview5/Part4)


  Barakan: And I think one has to be honest with people.
       And having worked in broadcasting for this long,
       when I'm listening to the radio or watching television,
       I can tell very easily if people are not being honest
       or if they're not being natural.
       Unfortunately, there's too much of that.


       And I found it, I find it annoying, personally;
        if I find myself listening to something like that,
       I usually switch off very quickly.
       So because I'm that sensitive to it, perhaps,
       I always want to make absolutely sure
       that I'm being honest with my audience.


  バラカン: それに、人に対しては正直でなければならないと思うのです。
        これだけ長く放送業界に身を置いていると、
        ラジオを聴いたりテレビを見たりしているとき、
        人が正直でなかったり、自然でなかったりするとすぐにわかるんです。
        残念ながら、そういうのが多すぎる。


        個人的に、そういうのを聴くとイライラして、
        たいていすぐに消してしまいます。
        おそらく僕がそうしたことに敏感だからこそ、
        僕自身は常にリスナーの皆さんに対して
        正直であるよう気をつけたいといつも思っています。

                           (pp.84-85)


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      ピーター・バラカン

      イギリス出身のブロードキャスター
      1973年にロンドン大学日本語学科を卒業したのち、
      1974年に東京の音楽出版社(現シンコー・ミュージック・エンタテイメント)
      に入社するため来日。
      1980年に退社したころから、執筆活動やラジオ番組への出演を始める。


      NHK-FMの「ウイークエンドサンシャイン」のDJを1999年から担当。
      NHK WORLD-JAPANの「Japanology Plus」では
      日本の文化を英語で伝える一方、
      1988年から2014年まではTBSの「CBSドキュメント
      (2010年からは「CBS 60ミニッツ」)で司会を務め
      米国の報道番組を紹介するなど、幅広く活動してきた。
      2021年度NHK放送文化賞受賞。

                          (p.63)


      講師 柴田真一

      神田外語大学グローバル・リベラルアーツ学部特任教授、
      キャリア教育センター長。
      みずほフィナンシャルグループ目白大学教授・英米語学科長を経て現職。
      上智大学国学部卒。ロンドン大学大学院経営学修士MBA)。
      国際ビジネスコミュニケーション学会(JBCA)会員。


      銀行員としてのロンドン15年、ドイツ5年の海外勤務経験を活かし、
      ビジネス英語、キャリア教育に関わる授業を担当。
      著書に『NHK CD BOOK 入門ビジネス英語 シンプルフレーズで相手を動かす! 
      初めてのビジネス英会話』『英語ビジネス eメールの教科書』(以上、NHK出版)、
      『英会話 仕事がうまくいくキーワード100』(青春文庫)、
      『知識と教養の英会話 政治・経済・社会編』(DHC)などがある。
      趣味は旅行、歴史や文化・人々の生活の香りがする街の散策。

                                     (p.6)