WHOが「ゲーム障害」を精神疾患と認定した


スクラップブックから
朝日新聞2019年5月27日朝刊
ゲーム依存は疾患 WHO決定
予防・治療 開発進展へ


   スマートフォンなどのゲームにのめり込んで
   日常生活に支障をきたすゲーム依存症が、
   国際的に「ゲーム障害」という疾患として認められた。
   25日、世界保健機構(WHO)総会の委員会で決まった。
   (略)


   WHOの国際疾病分類の約30年ぶりの改訂版「ICD-11」で、
   ギャンブル依存症などと同じ精神疾患に分類され、
   治療が必要な疾患と位置づけられた。
   (略)


   改訂版では、ゲームをする時間や頻度などを自分で制御できない▷
   日常の関心事や日々の活動よりゲームを優先▷
   日常生活に支障をきたしてもゲームを続ける—、
   こうした状態が12カ月(重症ならより短期間)続くと
   ゲーム障害と診断するとした。


   厚生労働省の17年度の調査では、
   中高生約93万人がゲームなどのネット依存のおそれがあると推計された。
   (略)
                            (大岩ゆり)


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通勤電車でスマートフォンを使っている乗客の何割かは
覗いてみるとゲームに熱中。
もはや息抜きのレベルを超えて病気だなぁと思っていたことが
ようやくWHOによって精神疾患として認定された。
WHOが基準とするICD(International Classification of Diseases)
30年ぶり改訂11版と言うから現実に起きていることの追認しかできないのも
無理のないことだ。
それにしても国際機関が
ネット依存をギャンブル依存症などと同じ精神疾患に分類した事実、意味は大きい。