「100分de名著吉本隆明共同幻想論」（講師：先崎彰容）

家の近所には小さな本屋が2軒しかない。
ときたまウォーキングを兼ねて、
隣町の駅ビルに入っている三省堂書店S支店まで出掛ける。
片道25分前後のS川沿いコースを選ぶ。

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今週からNHK Eテレ「100分de名著」吉本隆明『共同幻想論』
（全4回／講師：先崎彰容）を受講し始めたので参考資料を探しに来た。
（7月中の毎週月曜日 22:25-22:50。水曜日に再放送が二度ある）
角川ソフィア文庫で6月に改訂新版を出した。
河出書房新社から単行本で発売されたのが1968年だから、
およそ半世紀読み継がれてきた古典だ。

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驚いたことにNHK「100分de名著」7月号テキストブックが、
この書店では一般書第4位にランクされていた。
既に20万部売れている石井妙子『女帝小池百合子』（文藝春秋、2020）が
第3位だから、人気のほどがうかがえる。

ＮＨＫ１００分ｄｅ名著吉本隆明『共同幻想論』 2020年 7月［雑誌］ (NHKテキスト)

発売日: 2020/06/25
メディア: Kindle版

どんな人がこの番組を見ているのだろう。
当時大学生だったシニアたちが中心なのか。
その中に混じって、もし、10代20代の人たちが
吉本隆明、そして代表作『共同幻想論』に興味を持ったのならうれしいな。
かくいう僕も通読したことはなく、初挑戦だ。
吉本が執筆の際に参照した『古事記』『遠野物語』も手に入れてきた。