100分de名著「谷崎潤一郎スペシャル」(講師:島田雅彦)

NHK Eテレ「100分de名著」聴講4ヶ月目になりました。
吉本隆明『共同幻想論』ミヒャエル・エンデ『モモ』
ダニエル・デフォー『ペストの記憶』に続き、10月は谷崎潤一郎スペシャル。
島田雅彦(作家、法政大学教授)が講師を務めます。
作品朗読は吹越満
誰が朗読するか、キャスティングが毎月楽しみです。



テキストブック表紙に書かれた惹句。


  一貫したエロティシズムと美の追求、変幻自在な作風と文体。
  谷崎文学に秘められた策略、「読む」とは何か?


番組で取り上げるのは
痴人の愛」「吉野葛」「春琴抄」「陰翳礼賛」の4作品。
第1回では「源氏物語」以来の日本文学の核心であり、
谷崎に繋がっていると島田講師が断言する「色好み」に迫りました。
ナレーションで「大人向けの100分de名著」と断っていた通りの内容で、
Eテレ、やるじゃないか」と拍手を送りました。
局内の企画会議通すの、結構苦労したんじゃないかな。


僕は谷崎潤一郎も、島田雅彦も、
これまで作品をちゃんと読んだことはありませんでした。
島田講師自身、ちょっと不良っぽい色気があって、語りが面白い。
法政大学でもきっと人気のある教授なんだろうなと想像します。
田中優子総長が直接スカウトしたのかな?


痴人の愛 (新潮文庫)

痴人の愛 (新潮文庫)

谷崎潤一郎新々訳 源氏物語 全11巻セット

谷崎潤一郎新々訳 源氏物語 全11巻セット

  • 発売日: 1965/12/20
  • メディア:
小説作法ABC (新潮選書)

小説作法ABC (新潮選書)


「NHKプラス」に登録しておくと、
放送後1週間、見逃した番組をPC・スマホで無料視聴できます。
便利ですよ。