NHK Eテレ「100分de名著」聴講4ヶ月目になりました。
吉本隆明『共同幻想論』、ミヒャエル・エンデ『モモ』、
ダニエル・デフォー『ペストの記憶』に続き、10月は谷崎潤一郎スペシャル。
島田雅彦(作家、法政大学教授)が講師を務めます。
作品朗読は吹越満。
誰が朗読するか、キャスティングが毎月楽しみです。
NHK 100分 de 名著 谷崎潤一郎スペシャル 2020年 10月 [雑誌] (NHKテキスト)
- 発売日: 2020/09/25
- メディア: Kindle版
テキストブック表紙に書かれた惹句。
一貫したエロティシズムと美の追求、変幻自在な作風と文体。
谷崎文学に秘められた策略、「読む」とは何か?
番組で取り上げるのは
「痴人の愛」「吉野葛」「春琴抄」「陰翳礼賛」の4作品。
第1回では「源氏物語」以来の日本文学の核心であり、
谷崎に繋がっていると島田講師が断言する「色好み」に迫りました。
ナレーションで「大人向けの100分de名著」と断っていた通りの内容で、
「Eテレ、やるじゃないか」と拍手を送りました。
局内の企画会議通すの、結構苦労したんじゃないかな。
僕は谷崎潤一郎も、島田雅彦も、
これまで作品をちゃんと読んだことはありませんでした。
島田講師自身、ちょっと不良っぽい色気があって、語りが面白い。
法政大学でもきっと人気のある教授なんだろうなと想像します。
田中優子総長が直接スカウトしたのかな?
- 作者:潤一郎, 谷崎
- 発売日: 1947/11/12
- メディア: 文庫
- 作者:島田 雅彦
- 発売日: 2009/03/01
- メディア: 単行本