上間陽子、第14回 [池田晶子記念] わたくし、つまりNobody賞受賞

クリッピングから
朝日新聞2021年3月20日朝刊
筑摩書房広告 上間陽子『海をあげる』
第14回 [池田晶子記念] わたくし、つまりNobody賞受賞


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「[池田晶子記念] わたくし、つまりNobody賞」ホームページによれば
賞の趣旨は以下の通りだ。


  日本語による「哲学エッセイ」を確立した文筆家・池田晶子は、
  2007年 春、さいごまでペンを手放すことなく、
  駆け抜けるようにこの世を去りました。
  著者の意思と業績を記念し、新しい言葉の担い手に向けて、
  「(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞」 をここに創設いたします。


  この賞は、ジャンルを問わず、ひたすら考えること、
  それを言葉で表わし、結果として新たな表現形式を獲得しようとする
  人間の営みに至上の価値を置くものです。
  考える日本語の美しさ、その表現者としての姿勢と可能性を顕彰し、
  応援してゆこうとするものです。


この賞は会員の推薦した個人、
もしくは投稿作品を添えた応募者から会員によって選ばれる。
第14回の2021年は上間陽子が選ばれた。


僕が名前を知る過去の受賞者には
川上未映子、宮内悠介、ヨシタケシンスケ、武田砂鉄がいた。
受賞リストでは池田晶子からつながっている
と会員たちが考える作家、表現者が一望できる。


海をあげる (単行本)

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14歳からの哲学 考えるための教科書

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100分de災害を考える 2021年3月 (NHK100分de名著)

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(3月22日放送「100分de災害を考える」第4回で若松英輔池田晶子著書を取り上げる。楽しみ)