タイトルからは何やらおどろおどろしい感じも伝わるが、
シリーズ7作目、この二人の分析は聴いておきたい。
佐藤優/副島隆彦『欧米の謀略を打ち破り よみがえるロシア帝国』
(ビジネス社、2022)を読む。
「まえがき」(佐藤優)から引用する。
本書では、戦時においてあらゆる国は情報操作を行うという前提で、
報じられた内容から真実とそうでない事柄を区別するよう
私も副島氏も努力した。
2人のあいだで、情報の評価が異なる箇所では、
そのことがよくわかるように書いた。
内政に関しては、7月8日の安倍晋三(あべ しんぞう)元首相が
銃撃され、死亡した事件について扱った。
本件に関しては、安倍氏に対する政治的評価のみならず、
事実認定についても2人の見解にかなりの対立がある。
この点については無理に調整せず、
認識と意見の違いが鮮明になるように努力した。
(pp.9-10)