新聞を読むときは
論調の異なる2紙以上を読み比べると面白い。
池上彰さんのアドバイスを取り入れています。
スポーツ庁が実施した2022年度「体力運動能力調査」の
毎日、読売の記事を対比してみました。
毎日は5段取ってカラーグラフ2点掲載。
署名記事(李英浩)。
スポーツする40代 4割が「毎日充実」
国の体力調査
スポーツ庁が8日公表した2022年度の「体力・運動能力調査」で、
週3日以上、時間をかけてスポーツする習慣があると、
中高年は生活の充実度が高く、
若年層は物事をやりとげる意欲が高い傾向があることが明らかになった。
40代では、頻繁にスポーツをする人の4割強が
「毎日の生活が充実している」とした一方、
ほぼスポーツをしない人は2割弱にとどまった。
一方、讀賣は3段分使ったコラムに仕立て、
グラフ・署名はなし。
40代女性 多忙で? 体力低下
6割がスポーツ「週1日未満」
40歳代女性の6割はスポーツをする機会が週1日に満たないことが8日、
スポーツ庁が公表した2022年度の男女の体力・運動能力調査で分かった。
仕事や育児に追われて時間がないことなどが要因とみられ、
20年近く前の同年代と比べて体力が落ちている実態が判明した。
(略)
アンケートでは、スポーツをする頻度が
「週1日未満」という40歳代女性は60.9%に上った。
大半は1日当たり「30分未満」で、
そのうち1割程度は「あまり健康でない」「生活が充実していない」などと回答。
(略)
報道発表の同じ資料を読み込んで書いた記事が
まるで正反対の印象を与えている。
毎日はスポーツ好きの記者が、讀賣はスポーツ嫌いの記者が
それぞれ記事を書いたのかなと想像すると面白い。
ちなみに僕は70歳男女のデータに注目した。
週3日以上(時間問わず)運動・スポーツをする人の生活充実度が
もっとも高かったこと(34.7〜49.2%)に希望が持てた。
僕も5月から週に3日、水中ウォーキング、健康体操、太極拳を続けている。
確かに日々の生活に「張り」のようなものが出てくることは感じる。
(続けるのが簡単でないこともあるけれど)