スクラップブックから
朝日新聞2018年3月12日夕刊
ソチ五輪開幕直前
プーチン氏「旅客機撃墜 容認した」
ロシアのプーチン大統領は
11日にインターネットで公開された
ドキュメンタリー番組の中で、
2014年2月のソチ冬季五輪の開会式直前、
ハイジャックされたとの連絡をしてきた
民間旅客機の撃墜を容認していたことを明らかにした。
(略)
プーチン氏が治安責任者に対策を尋ねると、
「こうした事態の進展を想定した計画に応じ、撃墜する」
と回答。
計画通りに行動するよう命令したという。
これを受け、戦闘機が緊急発進。
ただ、数分後、酔っ払った乗客の悪ふざけだと分かり、
旅客機は無事に目的地に到着したという。
(略)
ロシアでは18日に大統領選が予定されており、
祖国を守る強い指導者として、
国民の支持を集める狙いがあるとみられる。
(モスクワ=中川仁樹)
18日の大統領選の一週間前に
4年前の大統領命令をプーチンが公開した目的は何だろう。
当選は確実としても、
国民の間での不支持の広がりを封じておく狙いか。
効果はあったのか。