手嶋龍一/佐藤優『菅政権と米中危機』(中公新書ラクレ、2020)

寝床で眠りに落ちるまでの深夜講義として読み継いできた。
『独裁の宴』『米中衝突』『日韓激突』『公安調査庁』に続く
中公新書ラクレの手嶋・佐藤対論シリーズ最新刊。
手嶋龍一/佐藤優『菅政権と米中危機
ー「大中華圏」と「日米豪印同盟』のはざまで』(中公新書ラクレ、2020)を読む。



目次を引用する。


  まえがき 手嶋龍一
  第一章 米中激突のなか船出する菅政権
  第二章 アメリカ大統領選と中国
  第三章 「米ソ対立」と「米中対立」、その大いなる落差
  第四章 米中対決の行方を読む
  あとがき 佐藤優

    (中公新書ラクレ編集長/中西恵子フリーランス編集者/南山武志)


著者ふたりが、それぞれ着目した事実から推論をどう組み立てていくか。
その思考プロセスを知るのが読者として一番参考になる。
どこかのラジオ番組で対論してくれないかな。
ぜひ聴いてみたい。


(これまで知られていなかったインテリジェンス組織にスポットを当てた前著)


ウルトラ・ダラー (小学館文庫)

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(インテリジェンス小説の傑作。ディテールの書き込みが超緻密)