クリッピングから
朝日新聞2021年7月3日朝刊
「折々のことば」鷲田清一(2074)
朝日を開いたら、一面に
「折々のことば」が帰ってきていました。
議論は常に他者を尊敬しているから出来ることです。
中東やアフリカから逃れてきた
難民の救援にあたる医師たちの挙措には
「敬意」が色濃く漂う。
凄(すさ)まじい苦難の中を生き延びたという端的な事実。
その「傷の深さ」と
「それを心にしまっていること」への深い敬意があるから、
議論も勝ち負けとは無縁の交感としてある。
医師団の活動を取材した作家・クリエーター、
いとうせいこうの『「国境なき医師団」を見に行く』から。
7月1日から掲載が再開していたんですね。
うれしいです。