心が少し軽くなるんだなぁ

システム移行・更新作業のため
12日間臨時休館していたS図書館。
借りていた本を返した後、東急S線に乗って8駅目。
有料試飲酒屋Kを覗く。



2020年以降、コロナ時代になってからは初めて。
飲み屋ではないので以前から満席になることはなかった。
透明の仕切りビニールで感染対策していた。
酒の保管にふさわしい、ひんやりするくらいの室温で、
酒蔵で一杯やっているような感覚だ。


静岡のOutsiderヴァイス生ビールを1パイント注文。
つまみの柿の種小袋は50円。
他にはスーツ姿の常連風の男性がひとりだけ。
僕は30分ほど、一杯で切り上げる。


コロナ禍でこうした時間がほぼなくなっていたけれど、
なんだか心が少し軽くなるんだなぁ。
ウイルスとの共存はそうそう簡単ではないと思うので、
まだまだ不安は尽きず、油断できないけれど。
こわごわやってきて、すばやく退却しています。


十代の最後の夏と一冊を(武井恵子)

クリッピングから
讀賣新聞2022年9月13日朝刊
読売歌壇(俵万智選)
今週の好きな歌3首、抜き書きします。


  十代の最後の夏と一冊を
  リュックに吾子は遠野路をゆく

        国立市 武井恵子


    【評】本は『遠野物語』だろうか。
       「夏に」ではなく「夏と」としたことで、
       夏もリュックに詰められ、吾子(あこ)がぐっと大きくなった。


日々の細々とした観察から生まれたような
そこはかとなくユーモアを感じる歌。
今週は2首ありました。


  透明なエレベーターの乗客は
  ストローで吸うタピオカみたい

         横浜市 山田知明


  一晩の旅を終えればたどり来し
  道もはやなし蚊取り線香

        東京都 武藤義哉



本の小宇宙生態系観察

神保町の貸棚共同書店 PASSAGE(パサージュ)に出店している
わが「大王グループ」(アンドレ・マルロー広場5&6)。
8月に6冊納品後、6冊売れた。
補充として今月8冊搬入。
その他PASSAGE経由で仕入れた新刊推し本3冊。
二つの棚で計20冊並んだ。


(写真真ん中ふたつが「大王グループ」本棚。それぞれにパリの実在の通り名・番地が付いている)


読み終えたばかりの新刊、
手嶋龍一『武漢コンフィデンシャル』(小学館)、
「新高校教科書シリーズ」の一冊、
『詳細現代地図最新版』(二宮書店)が搬入翌日に売れた。


PASSAGEはお客さまはもちろん、
出店している300人ほどの棚主、
日々交替で店番するスタッフも本の目利き揃いだ。
「これは」と思う本は瞬く間に売れていく。
一方、棚主こだわりの推し本が
棚の片隅でひっそり読み手を待つ風景にも味がある。



生物が呼吸するように
毎日本が搬入され、毎日棚から旅立っていく。
360の棚が作り出す、
本の小宇宙生態系観察が飽きずに面白い。

松原隆一郎評:笹山啓輔『ドリフターズとその時代』(文春新書、2022)

クリッピングから
毎日新聞2022年9月3日朝刊
「今週の本棚」『ドリフターズとその時代』
笹山啓輔著(文春新書・980円)



  1985年9月の最終回まで16年間で計803回放映。
  視聴率は平均で27.3%、最高50.5%。
  美術費予算が1回800万円という『全員集合』は
  地上波テレビの象徴だったにもかかわらず、論じた書物は多くない。


  本書はドリフを題材に、テレビ番組の本質に迫っている。
  縦糸にはメンバーそれぞれの生い立ちから家庭事情、テレビ局の動向につき、
  膨大な雑誌資料の精緻な読み込みを時系列で配置。


  作家が事前に用意した台本はまず採用せず、
  独裁者としてコント内容を練り上げていく手法で瓜(うり)二つだった
  志村けんいかりや長介が「共演NG」を続ける師弟対決には息を呑む。
  横糸には、ライバルたちのテレビ論が据えられる。
  (略)

                      (松原隆一郎・社会経済学者)



名月マカロニグラタン

9月10日は中秋の名月
買い物帰りの自転車から眺めていると、
道行く家族連れが「あ、キレイだね」と足を止めていました。
ツイッターフェイスブックにも数多くの名月がアップしていました。


国立天文台サイトより)


我が家では同居人がオーブンで
「名月」を焼いていました。



今宵の名月マカロニグラタンには
ロースハム、ブロッコリー、玉葱が潜んでいました。

Amazing Russian Listenerトロフィー(レア度A☆☆★)獲得しました!

アプリ「NHKゴガク」ラジオストリーミングで
新しいトロフィーを獲得しました。



「ロシア語の講座を1000回以上聴いた! Wow!
Amazing Russian Listenerトロフィーを獲得!」
と書いてあります。
レア度は真ん中のA ☆☆★(一番上のS ☆☆☆ではなかった)。



現在のトロフィー獲得数は「84/129個 65%」。
2017年10月に「まいにちロシア語」を聴き始め、
ロシア語学習歴5年弱になります。
このトロフィーは予期していなかったので
うれしかったな。


来てました、来てました、カエルくん

雨が降りそうだったり、雨上がりだったり、
湿度が上がってきたときは同居人の庭をパトロールします。
来てました、来てました、カエルくん。



普段どこでどう暮らしているのか
カエルくんの生態系全容は依然謎に包まれています。
日々の観察の積み重ねを大事にして、
その暮らしぶりに肉薄したいと大王科学研究所は考えます。