大竹まこと「ゴールデンラジオ」で名前を覚え、
ラジオ日本の番組「音楽の黄金時代」を聴いてみた。
昭和歌謡についての知識の豊富さと、
曲の内容に合わせたその場での弾き語り、声帯模写が抜群に面白い。
タブレット純『黄金の音楽時代レコードガイド [素晴らしき昭和歌謡]』
(シンコーミュージック・エンタテイメント、2017)を読む。
タブレット純 音楽の黄金時代 レコードガイド [素晴らしき昭和歌謡]
- 作者:タブレット純
- 発売日: 2017/11/29
- メディア: 単行本
番組が立ち上がった経緯を
同局元プロデューサー、ミウミウこと柴田吉彦と純が明かしている。
■そもそもミウミウさんは
なぜ昭和歌謡の番組を立ち上げられたのでしょうか?
ミウミウ:僕は世代的にいうと、1960年から70年代の小中高大のときに
浴びるほどテレビ、ラジオ、映画、演劇、音楽を観て聴いていた世代です。
特に昭和歌謡は、ひたすら聴きまくりました。
でも比較すると、特に2000年以降のポップスって
僕から観ると物足りなくて、ずっと飢えていました。
昭和歌謡に。
で、せっかくラジオ日本で編成局長やってるんだから、
やっぱりそういう音楽番組をぜひ立ち上げたいと。
そして単なる評論家の解説じゃなくて、
いち音楽ファンとしてその音楽を語れる人を探してたんですね。
そこで、ピン!ときたのは、
そう言えばタブレット純って
昭和歌謡好きだって言っていたことです。
純:最初お話を聞いたときは耳を疑うっていうか……
2時間1人でって、すごく良い話だけど、
できるんだろうかっていうのがまずありました。
あとミウミウさんに対して、
最初は確かに見た目も社長クラスみたいな、
君は知っとるかね、みたいな。
そういうタイプかなと一瞬思っちゃったんですけど。
それが全然そうではないっていうのが、徐々に。
ミウミウ:とにかく昭和歌謡の番組をやりたいということで、
ゲストとか入れないで、タブレット純一人が好きな曲をかけて、
オリジナルな自分の言葉で音楽を語る、
単純明快な……そういうのにしたかったんです。
タイトルも決めてたんですよ、『音楽の黄金時代』って。
(略)
(p.104)
2016年10月に番組がスタートした後、
9ヶ月後にミウミウが異動。
それまでにRadikoの数字が約2倍に増えていた。
番組は4年半近く経ついまも継続している。