池上彰『知らないと恥をかく世界の大問題』(角川新書、2021)

直近一年に起きた国際問題を整理し直すのに
毎年重宝している。
池上彰の「知ら恥」シリーズ
『知らないと恥をかく世界の大問題12ー世界のリーダー、決断の行方』
(角川新書)を読む。



目次を引用する。


  プロローグ 私たちは100年に1度の大変革期を生きている
  第1章 トランプ劇場 ”第2幕" の幕開け
  第2章 結局、EUも自国ファーストか
  第3章 アラブの春から10年 中東に新たな火種
  第4章 虎視眈々と勢力を拡大する中国
  第5章 感染症フェイクニュース
  第6章 コロナ禍で日本社会が可視化された
  エピローグ 現代を未来から振り返る視点
  おわりに


アメリカ、ヨーロッパ、中東、中国、日本
と毎回バランスよく目配りされていて、基礎資料として役立つ。
深掘りしたい領域は自分で専門書等で取り組めばよい。
池上さんに解説してもらっておしまい、ではないのだ。


  編集:辻森康人/編集協力:八村晃代


最新刊を読み終えた後、
バックナンバーを再読するのも面白い勉強法になる。
池上さんの見方を
過去に遡って検証することもできる。