後ろ姿でも 分かるわけ

後ろ姿がチャーミングで目に止まりました。
スクラップブックから
朝日新聞2019年3月5日夕刊
美の履歴書590
後ろ姿でも 分かるわけ


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   降りしきる雨のなか、
   木の枝に蜂蜜のつぼを並べて背中を向けるあなたはー。
   正面を見ずとも、一目でクマのプーさんと分かるだろう。


   家が水浸しになり、木の枝に蜂蜜を持って避難している。
   危機的な状況なのだが、何とものんき。
   足をぶらぶらさせながら待ち、
   4日目に蜂蜜をなめ尽くしてしまったようだ。
   (略)

                        (森本未紀)


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東京・渋谷のBunkamuraザ・ミュージアム
4月14日まで「クマのプーさん展」、やってます(3月12日休館)。
この挿絵をじっと見てると、
ついついプーさんに触りたくなってしまうなぁ。
毛がふわふわしてるかなぁ。


クマのプーさん (岩波少年文庫 (008))

クマのプーさん (岩波少年文庫 (008))

ミニセッションを出前してきました


元同僚Nさんに頼まれ、
今年の地域国際広告祭アドフェストツアー参加のみなさんに
ミニセッションを出前してきました。
旅行会社の方がツアーキットを配布するのが
この日のメインイベント。
僕は前座を務めます。


どうせやるならひとつでもふたつでもお役に立ちたいなぁ、
とキーノート・スライド、配布資料を準備してきました。
事務局Mさんが大変優秀で行き届く方で
準備・実施をサポートしてくださり、
50分ほどのセッションを気持ちよく終えることができました。



謝礼をいただいたので(!)、
帰りに銀座ウエストに寄ってコーヒーとハーフシューセットで一服。
その後、新宿のブック・ファーストで
ずっと読みたかった村上篤直『評伝 小室直樹(上)』を購入しました。
うれしいなぁ。

小室直樹『田中角栄の呪い』(カッパビジネス、1983)

日々の読書の柱の一つとして
小室学探求を続けている。
小室直樹田中角栄の呪いー”角栄”を殺すと、日本が死ぬ』
(カッパビジネス、1983)を読む。
編集者が付けたであろうタイトルはおどろおどろしいが、
示唆に富む真摯な「角栄学」である。


田中角栄の呪い―

田中角栄の呪い―"角栄"を殺すと、日本が死ぬ (カッパ・ビジネス)


「はじめに」から引用する。


   まるで気違いじみた騒ぎだった。
   田中角栄に論告求刑のあった当日と翌日のテレビ、新聞のことだ。
   五年の求刑に、角栄の牙城(がじょう)崩れたりと、
   日本中が狂喜したかのようだ。


   真珠湾パール・ハーバー)攻撃とその大成功を伝えるラジオ放送に、
   国民のすべてが欣喜雀躍(きんきじゃくやく)した日のことを思い出させた。
   歴史の事実は、その勝利が未曾有(みぞう)の大惨禍への
   序章であったことを伝えている。
   (略)


   私には角栄を弁護しようという意思はない。
   ”角栄学”を確立せんと、事実の断片を、
   学問の方法で組み立てていっただけだ。
   結果として、彼を守ることになるか、
   致命傷を与えることになるか、興味はない。


   ロッキード事件も金脈問題も、独立して存在しているのではない。
   問われるべきは、日本の政治体質そのものであり、
   デモクラシーになじまない儒教の倫理である。
   

   ただ心情的な”反角”の声だけが高い今、
   どうしても伝えねばならないことだけを書いた。
   日本のデモクラシーが危ういからだ。
                      (p.3)


小菅・東京拘置所に108日間拘留され、
10億円の保釈保証金を納付して3月6日に保釈された
カルロス・ゴーン日産元会長がありし日の角栄の姿に重なる。
小室が本書で指摘した日本社会の歪(いびつ)さは
過去の遺物になった訳ではないことを知る。
儒教の倫理でデモクラシーを否定する「裁き」に
安易に踊らせてはならないと僕は思うのだ。


本書は公立図書館で
しばらくの間、待機状態だった。
読んでいる人は今でもちゃんと読んでいるんだなぁ、
と市井の読書人の層の厚さに感心した。


週末、回復に務めながら慣らし運転

上司、同僚に助けてもらい、
4日間の年休、金曜日の在宅勤務で身体の回復に努めた。
週末の二日間で調整できるのが有難い。
きょうは同居人の分担まで掃除を手伝えた。


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熱が出なかったり、前半は下痢もしなかったので、
二三日寝てれば治るだろうと思っていたが、見込みが甘かった。
ウィルス性胃腸炎(お腹の風邪)に罹っていて
塩分・水分の摂取不足から脳貧血を起こすとは
専門医に診てもらわなければ想像がつかなかった。
医者に頼り切るのはどうかと思うが、
素人判断が危険であるのも事実だ。

少しずつ動けるようになってきました

横になっている時間が減り、
少しずつ動けるようになってきました。
昨夜は遅くなる同居人に大王夜食小弁当を作りました。


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ちりめんじゃこと黒胡麻のハーフ&ハーフごはん。
絹さやとブロッコリーおかか和え。鯛竹輪。
ゆで卵半分。ロースハム。自家製蕗味噌。
味噌汁代わりにうどんも用意しました。


きょうは洗濯(旧塩の湯コインランドリー)、
明日は掃除で、日常生活慣らし運転です。

自宅から若者たちのプレゼンテーションに参加した

さて、本日は事前に上長に在宅勤務を申請。
事務局のみなさんにSkype受け入れを手配してもらって
自宅から会議に入ります。
企画書を送ってもらいメモを取っているので
本来映像は不要です。
向こうの音声が聞き取れ、こちらの声が届けば大丈夫です。
汐留—シンガポール—我が家の三点がつながりました。


3組の若者たちが現実のクライアントの課題に2週間取り組み、
20分のプレゼンテーション。
僕たちは10分の質疑応答・フィードバックを返します。
今週、これだけは参加しておきたかったのです。
2時間のミーティングは無事完了。
汐留組は会社そばの和食の店で懇親会を開きます。


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(B誌N編集長が同居人のACC殿堂入りをお祝いして
贈ってくださった花束)


遠隔参加のおかげで、往復2時間半の通勤をしないで済みました。
思った以上に風邪のダメージが残っていたので、
自宅から参加でき本当に助かりました。
柔軟性のある働き方を認めてくれる勤務先、上長、同僚たちに
大いに感謝する金曜日でした。
残る週末、OS-1片手に静養に努めます。