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佐渡の米と干し柿

25年くらい前にラジオCMのシナリオハンティングに チームで佐渡島に出かけたことがあった。 仕事が終わり、さて晩飯に繰り出そうかと部屋に戻ると、 夜食用におむすびが置いてある。 なんの気はなしに食べると、これがうまい。 三ヶくらいあったと思うが全部…

ワンコインで飲んで、話そう

隔月の第四金曜日に四金会と称し 「飲んで、話そう」という企画を同僚たちと始めた (今月は諸般の事情により第五金曜に変更した)。 いつもは会議でしか使っていない地下室のスペースを たまには愉しみのために使おうじゃないかと発想したのである。 会社も…

東京日常劇場とWeb2.0

休日だというのに 同居人がiMacの前でせっせとなにかやっている。 YouTubeに市川準さんの作品集をアップロードしているのだ。 いまではレアになった「市川準の東京日常劇場」、 来春ユーロスペース他で公開される遺作 「buy a suit スーツを買う」予告編、 …

クリスマスのセカクリ

会社の若手営業、新入社員と 世界のクリエーティブを学ぼうと始めた 「世界クリエーティブ塾」、 愛称セカクリの今年最後のセッション。 今年度のセカクリは グループワークの中間試験を入れて14回目。 僕が2005年秋に開講して68回目になった。 きょうのセカ…

映像職人、市川準の目線

市川準さんのお別れの会がありました。 9月19日に急逝したCMディレクター/映画監督です。 900人が集まりました。 CMディレクターとしての準さんは いくつかの記憶に残る名作を残しました。 映画監督としての準さんは 着実に21本を監督し、 一定数の市川準フ…

金春湯と竜馬

一週間の仕事がようやく終わりました。 まずは銀座八丁目「金春湯」で汗を流しましょう。 仕事ですから楽しいことばかりじゃ無論ありません。 でも、ともあれ一週間、一所懸命働いたのですから まずは身体をいたわってあげましょう。 きょうは偶然、金春湯で…

ソウルの黄葉

ソウルは東京より気温が低いためか ホテルや会場の周辺では黄葉を楽しむことができました。 それでも温暖化の影響か、 冬になっても雪が降らなくなったと言います。 依頼されたスピーチが終わると セレモニー、アトラクションが始まります。 こうした時間も…

会いたい人に会いたいと言おう

自分が会って話をしたいと思う人には 「会いたい」と自分の意思をきちんと表明した方がいい。 ソウルに行くと決まって僕が会いたいのは Woonghyun Parkさんです。 ソウルでこの数年もっともクリエイティブと 評価されている会社のトップです。 Woonghyunさん…

秋の便りと市川準監督

丹波から秋の便りが届いたので 友人と新橋で集まる予定を急きょ赤坂のGに変更し、 土瓶蒸し、松茸ご飯でいただくことに決定。 松茸ばかりは自然の恵みそのものですから 人間の都合でなく、 あくまで松茸の都合に合わせなくてはなりません。 松茸が丹波の山で…

白い犬、赤いマフラー

いまの東京を伝えるにはいい広告だと思って 撮影してみました。 普段だと資生堂やらJRAのポスターが貼ってあり 人気俳優、女優が大写しで登場していますが、 この白犬、一歩もひけを取りません。 赤いマフラーがなんともしゃれていますね。 でも、100年後の…

祭りは人類の色気です

この週末は僕の住む地域のお祭りです。 角の酒屋のおじさんがボランティアで協力しています。 我が家も心ばかりですが御神酒代を寄付させてもらいました。 おみこしのかけ声を聴くと血が騒ぐ。 これはもうどうしようもないことですね。 日本人のDNAに記憶さ…

人柄が翻訳するメッセージ

審査が終わった。19時までかかった。 採点し終えてもう済んだかなと思うと また一点一点議論して審査結果を確認する。 これ以上、精度の高い審査はできないだろうな と思ったとき、審査が終わった。 このしつこさは見習うべきですね。 (写真上。審査で使っ…

19世紀末の工場跡で審査する

AWARDの審査はホテルから タクシーで20分ほどのCarriageWorksで行われた。 ここは19世紀末から鉄道の車両工場だった場所である。 2007年の1月に劇場、ギャラリーなど 現代アートのための空間として再生した。 ベルリンスクールで使った 旧東ベルリンの再開発…

足と胃袋と直観の一人旅

旅でやってきた街と仲良くするには 足と胃袋を使うといい。 とりわけ一人旅では。 僕の場合、名所旧跡にこだわらず とにかく歩いて歩いて歩いて 人を眺め、店を冷やかし、あたりを観察する。 時分どきになったら気になる店に入り、 メニューを見たり、隣の人…

もったいない

今朝の通勤途上。 ふと気づくと、ゴミ収集トラックのボディに コトバが書いてある。 もったいない いつも携帯しているデジタルカメラで すかさず撮る。 この場所に、このコトバ。 なんだかぴったりだなぁと感心する。 足立区のお役人にできた人がいるのか。 …

あの遊園地貸し切り権

表参道に行く道すがら、 弊社で実施中のキャンペーンのでっかいポスターを見つけたので さっそくカメラにおさめた。 10週間連続で毎週毎週ちょっと変わったプレゼントを 総額1,000万円分差し上げる FeliCaネットワークスのキャンペーンです。 いまは「あの遊…

私塾セカクリ2.0

今年もセカクリ(世界クリエイティブ塾)が 始まりました。 会社の新入社員を中心に 中堅どころを副塾長に任命して続けている私塾です。 創設して2年半になります。 毎回ひとりがキーワードをもとに それこそ世界中から広告作品を集めて発表し 全員で議論し…

私塾のすすめ

齋藤孝/梅田望夫 「私塾のすすめーここから創造が生まれる」、 発売日に買って、さっそく読む。 タイトルにある「私塾」というのが 自分にどんぴしゃりのテーマであった。 大人たちがインターネットを活用して 自分が一番追求している分野について オープン…

ミニワークショップ

アドフェストに行った出向元や他社の連中が ラジオ審査について話を聴かせてくれと 会社にやってきた。 キャノンのラジオCMで 日本唯一の銀賞を受賞した山本渉くん、 惜しくも入賞を逃した橋本くん、杉山くんだ。 こうした時間はめったに作れないので 僕の部…

花咲くアジア、支える笑顔

第11回アドフェストが閉幕した。 最多の1600人を越える参加者があった。 アドフェストではタイ、日本、シンガポール、インドなどが 広告賞の入賞数でリードしてきた。 今年はマレーシア、フィリピン、中国、インドネシア、スリランカ といったこれまであまり…

アドフェストの母

写真右はアドフェストの母、 大島真奈子さん。 かつては僕の出向元で会長、社長はじめ 社の重鎮たちの通訳、翻訳を 一手に引き受けていたやり手部長。 いまはリタイアしたが、 アドフェストの季節になると鎌倉の自宅から ボランティアで事務局の手伝いにやっ…

山本渉くんアドフェスト銀賞

僕が今年審査をした アドフェストラジオ部門で 出向元の後輩、山本渉くんが キャノンのラジオCMでみごと銀賞を受賞。 ご覧の通り、堂々登壇して デビッド・ゲレーロ審査委員長(写真右)から ロータストロフィーを受け取った。 128本中、銀賞以上はたったの5…

アドフェストラジオ審査

第11回アドフェストラジオ部門の審査が終了。 まだ130本弱と応募数は少ないが、 どんな審査もひとつとして楽なものはない。 作品たちが「私を選んでくれ」と主張してくるし、 審査員同士の考え方、クリエイティブ観が ぶつかりあったりもする。 入賞リストが…

パタヤにやってきた

今年もタイ・パタヤにやってきた。 第11回アジアパシフィック アドバタイジングフェスティバル、 通称アドフェストに参加するためだ。 僕は第1回のチェンマイに参加して以来、9回目。 第2回、第3回は不参加だったが、 8年連続で来ている。 今年は5年ぶりに …

未使用のシニア資源

出向元の先輩が九州に赴任することになり かつて同じ部門で仕事をしていた人たちが集まった。 50代の僕が最年少で最長老は78歳。 みなさん、かくしゃくたるものである。 まるで近未来の高年齢社会を 象徴するような集いとなった。 退職金と年金を手にした先…

ナイジェリアの焚き火

僕たちの会社の部門では 全体集会を「ナイジェリアの焚き火」と呼ぶ。 もともと資生堂の福原義春名誉会長が 著書に書いていた言葉を引用した。 かつてナイジェリアのある村では電力が使えず、 人々は焚き火のまわりに集まって コミュニケーションを計ってい…

位 高ければ、努め多し

若いときに一緒に仕事をした方に誘われて 同居人と週末の赤坂に出かけた。 僕の出向元の友人F亭が 長年途切れていた縁の糸を結び直してくれた (出向元のあるコミュニティでは それぞれの名字に亭をつけて呼び合う。 親しみを込めた敬称である。 例えば斉藤…

スーパースターの恩返し

きょうのゲストスピーカーは ブラジルの広告会社AlmapBBDOの Marcello Serpa (写真右。左はマイケル・コンラッド学長)。 カンヌ広告祭でもっとも多くの賞を 獲得したブラジルのCDとして 世界中で尊敬を集めている。 ベルリンスクールの理事でもあり、 僕た…

三代目ネズミ小僧あらわる

僕の同僚たちが最近手がけた仕事。 渋谷界隈に三代目ネズミ小僧が現れ、 世知辛い世の中に警鐘を鳴らし 電子マネーを配っている。 JR山の手線渋谷駅に貼られたポスターに 見入っている人がいた。 今月28日までキャンペーン中なので、 おヒマな方もそうでない…

耳コトバの逆襲

会社で新入社員と数名の中堅社員を相手に 開いている「世界クリエーティブ塾」、 通称セカクリ第四期が今朝終わった。 世界中の広告からキーワードを基に作品を選び、 毎週一人が発表。ディスカッションをする。 きょうは僕の最終講義。 「耳コトバの逆襲」…