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セカクリ5年、朝100回

クリエティビティを学ぶ世界一小さな塾、 セカクリ(世界クリエイティブ塾)を開講して5年弱、 今朝で100回目を迎えました。 当初は非合法地下組織でしたが、 いまでは会社の研修に正式に採用されています。 きょうは新入社員Eさんが 6月末にやったプレゼン…

1人分足りないホールケーキ  

日本のパティシエ有志とつくった「1人分足りないホールケーキ」。 足りない1人分は、途上国の子どもたちの支援に。 なかなか気が利いたキャンペーンですね。 今年の広告電通賞の受賞作です。 「欠落」をアテンションにしたところがアイデアです。 誰だって「…

イノベーションとシンプリシティ

製品や企業にイノベーションがあるときは、 広告も製品中心でシンプルなほど自信を感じさせる。 多機能デジタル端末なら、いまはもちろん、iPad。 キャッチフレーズがないことがかえって自信に見える。 ファッションなら、Uniqloですね。

韓国ランチ、「韓豚(ハンテジ)屋」

よく晴れた日。 韓国ランチにしようかなと思った。 ときどき通っていた「草の花」は 1月の火事で大正時代の建物ごと燃えてなくなってしまった。 大通りをまたいで一二分、「韓豚(ハンテジ)屋」に初めて行ってみる。 韓国の市場の食堂を模した内装が面白い…

1駅に1つ行きつけの場所を

銭湯お遍路を始めたおかげで、 思いがけない電車やバスに乗り、 思いがけない町を歩いている。 思いがけない店で一杯飲みながら、 思いがけない会話を耳にする。 僕にとってはあちこちの駅ごとに、 記憶に残る銭湯があり、裏通りがあり、 商店街があり、居酒…

実は不安でいっぱいでした

僕が通勤で利用する私鉄K線の車内額面広告。 自社で始めた「クチコミ情報サイト」の3周年の報告をしている。 開設当初、皆様に見ていただけるのか、 実は不安でいっぱいでした。 この二行がいい。 書き手が本当に不安であったことが伝わってきて なんだか信…

佐藤尚之『明日の広告』(2008)

佐藤尚之『明日の広告 変化した消費者と コミュニケーションする方法』を読む。 2008年1月に出版されたロングセラーである。 発表されて2年以上が過ぎたが、僕にはいまが読み頃であった。 明日の広告 変化した消費者とコミュニケーションする方法 (アスキー…

広告賞の審査に取り組んだ

三連休最終日は酒を休む。 いずれまたおいしく飲むためには、飲んだら休むに限る。 ある広告賞の一次審査を頼まれていたので 午後からかかりっきりで取り組む。 休憩を入れて、5時間かかった。 平日、会社の仕事の合間では なかなかこれだけまとまった時間が…

「アイデア・ラボ」と文殊の知恵

二三ヶ月に一度、外部から講師をお招きして 「アイデア・ラボ」を開催する。 広告コミュニケーションの領域で いま一番新しい考え方、手法で仕事をしている方から 直接レクチャーを受け、学ぶのだ。 この日の講師は777インタラクティブ代表の福田敏也さん。 …

セカクリ、コーチングを採用する

新入社員、若手社員と朝の勉強会「世界クリエーティブ塾」、 通称「セカクリ」を始めて5年目になる。 「最新CMプランナー入門」(電通刊)を副読本に 広告クリエーティブ、創造性、想像力、表現技術を学ぶ塾である。 塾生のプレゼンテーションと全員からのフ…

ベルリンから馬車道へ続く道

東京藝術大学大学院映像研究学科公開講座 「馬車道エッジズ・現代プロデュース論」にお招きいただきました。 あいにくの小雨の土曜日、 それでも熱心な方が30-40人くらい集まってくださり、 講演、質疑応答、懇親会と全部で4時間のセッションになりました。 …

武者修行した街の記憶

ロンドンの広告会社Fallon UKに 半年間武者修行に行っていたHくんが東京に帰ってきた。 僕の会社までやってきて話を聴かせてくれた。 Fallon UKは世界の広告クリエーティブで 目下トップクラスのエージェンシーである。 ソニーブラビアの"ボール"やキャドバ…

豚ナスピーとACC

有楽町・旧東芝ビル地下のご飯屋さん「きっど」の 豚ナスピー。ナスもピーマンもたっぷり入っていて さらに刻みキャベツが添えてある。 豚肉だけでなく野菜充実メニューです。 ご飯、味噌汁、ミニ小鉢二品付いて950円。 さて、腹ごしらえがすんだら ACC入賞…

君はひとり、大人になればいい

ひとの心を傷つけて 喜ぶ心さびしき者に 聞く耳はなかろうから、 中傷された君に言う。 蠅(はえ)たちの集まりでは、 蝶も「キモイ」と 陰口をたたかれるだろう。 心ない者たちのうちにも 自分と同じ美しさを探しつつ、 君はひとり、 大人になればいい。 朝…

NO MUSIC, NO WHISKY

車内吊りで見かけたSUNTORY x TOWER RECORDSの広告。 "NO MUSIC, NO WHISKY" (もし音楽がこの世になかったら、ウイスキーもまた存在しえない)。 もちろん、TOWER RECORDSの名コピー "NO MUSIC, NO LIFE"を意識して作ったコピ−である。 (ちょっと画像が欠…

エッキス湯と怪人スマトラ

東急世田谷線を松陰神社前駅で降りて1分。 世田谷17番・鶴の湯に立ち寄る。 先だっては豪徳寺駅そばの世田谷7番・鶴の湯におじゃましたが 二つの鶴の湯は別段姉妹湯という訳ではないらしい。 鶴の湯の名物は天然成分「エッキス」を使用した白濁ぬるめの湯。 …

猪木武徳『戦後世界経済史』(2009)

僕が勤めている会社は霞ヶ関にほど近い場所にあるものだから、 近所に二三軒ある書店の品揃え、平積みの本は 他の街の書店とはだいぶん違う。 官僚たち必読の本がかなりの量で並んでいる。 いまだったら、民主党や鳩山総理、政権交代に関する本を山ほど見か…

セカクリ4年、80回

会社の新入社員、若手、中堅たちと セカクリ(世界クリエーティブ塾)を始めて4年になる。 きょうで通算80回目の開催。 昨年から中間試験を始めた。 4人の新入社員を2チームに分け、課題に挑戦。 本日がその中間発表だったのだ。 (エージェンシー「N&S」) …

形容詞は要りません

「UNIQLO COLLECTION 東京2009」。 のぼり調子のブランドには、 よけいな形容詞は不要と言うことか。 商品を見せ事実を書くだけで なんだかおしゃれに見えてしまうから不思議だ。

クリエーティブの神さまに愛された人

クアラルンプールに住む友人が土曜日、亡くなった。 脳卒中で突然倒れ、救急車で運ばれ、 集中治療室にいることを知らされていたからずっと気になっていた。 7年前のカンヌ国際広告祭で僕がセミナーの進行役を務めたとき、 ゲストスピーカーとして来てくれた…

ベルリンからの招待状

ベルリンスクールの同級生と、 アニメーション監督の奥さんが9月に結婚式を挙げる。 ハンブルグとベルリンの中間地点にある城を借り切って 親族や友人たちと二泊三日を過ごす。 行きたいけれど、さすがに難しいだろうなぁと思っていたら、 自宅に手書きの英…

月が変わると、広告が変わる

月が変わると街の広告の顔が変わる。 あ、新しい月が始まったんだな、と再認識する。 広告はひとりでには変わらない。 変えてくれる人たちがいるから変わるのだ。 永ちゃんのために夜中まで働く男たち。 予備校のポスターのコピーに共感した。 真実味のない…

泥まみれのスーパースター

アップルが満を持して放つiPhoneの新作、3G S。 我が家の近くの携帯ショップではご覧のような売り方で、 プランドイメージもなにもあったものではありません。 はっぴ姿のお兄さんがメガホンで客引きしている姿は 新橋のキャバクラの客引きとなんら変わりま…

TCC広告賞展2009「ガンバレ!」

夕方、汐留のアドミュージアムに TCC(東京コピーライターズクラブ)広告賞展2009を観に行く。 このミュージアムは2002年にオープンして7年目。 昨年、100万人を越える入場者数を記録した。 この一年、活躍しつづけた広告のコトバが、 会場にあふれている。…

靴下付きチラシ、もしくはチラシ付き靴下

朝、出勤のとき、みなさんもきっとせわしいでしょう。 駅前で政党が、サッカーファンクラブが、 美容室がチラシを配っていても もらうのは、ちょっと面倒だなって思いませんか? どうせすぐ捨てちゃうんだし。 でも、もし、ビニールに包まれた紳士用靴下を …

本店限定・カツカレー携帯ストラップ

C&Cのカレーは 創業地・新宿本店がなぜか一番うまい、 と僕は思う。 3月31日から本店限定で始まった 「オリジナルカツカレー携帯ストラップ」は 見れば見るほどインパクトがあるね。 ポスターのコピーには 「こだわりの光沢仕上げ。 手に取るとわかる重量感…

混沌と混乱のアジアに生きる

2009年のアドフェストは参加者数、応募数に 世界同時不況のかげりが出ていた。 右肩上がりで2008年まで来たのが 一気に数年前の規模に逆戻りした感覚であった。 審査委員長のひとりとしてパタヤ入りしている Sir John Hegartyによれば 「広告は世界の肯定的…

お疲れ木曜、初カツオ

僕がひいきにしているご飯屋さん「なかがわ」入り口の ホワイトボードメニュー。 ここで働く娘さんが毎日書き換えている。 「初カツオ」の「初」の赤文字に魅かれて きょうは迷わず注文。堂々、1,000円。 「ちょっとお疲れの木曜日!! 栄養とろう!」のコピー…

雨の夜の、ある送別会

出向元の総務課で 以前お世話になったOさんの送別会が汐留で開かれる。 Oさんはもちろんだが、 普段なかなか会えない人にも会えるかなぁと思って 出かけていった。 参加した人、当日参加できなかった人たちから Oさんへ感謝のメッセージが寄せられたが、 そ…

言葉と現実

大激変、陥落、壊滅。 扇情的な見出しが経済誌に踊る。 よせばいいのについ手を出したくなるから 編集者の勝ちである。 太平洋戦争末期にもしマスコミが機能していたとしたら、 やはり、こんなふうに書き立てただろうか。 年明けの出社三日目。 会社の仲間た…