歩く/自転車

人間が創らないものを見る

6月の鎌倉はアジサイ寺(名月院、成就院)が名高い。 僕は研修所やその近辺に咲くアジサイを愛でる。 昼休みは使い切った頭のクールダウンとエクササイズを兼ねて そこいらを30分ほど散歩する。 朝から雨が降るので研修所のビニール傘を借りてゆく。 学んだ…

坪内祐三『東京』(2008/写真: 北島敬三)

坪内祐三『東京』を読む。 近所の図書館でふと手に取り読んでみたくなった。 僕は坪内より4歳年上で、育った環境も選んだ職業も違う。 それでもほぼ同時代に東京で生まれ育ったことで 坪内が書く東京の街の記憶に僕の中で蘇るものがある。 東京作者: 坪内祐…

そぞろ歩きにいい陽気

朝から密度の濃い打ち合わせが三本続く。 きょうは外にご飯を食べに行く余裕もなくて 崎陽軒のおさかな弁当、ポケットシウマイと権米衛の豚汁。 しめて1,250円也。 残った時間を使って5月の研修のスクリプトを書く。 頭で分かっていたつもりでも 手を動かし…

誰もが寄り道「富士屋本店」

仕事を終えたらちょっとだけ寄り道。 渋谷の大衆立呑酒場「富士屋本店」。 そぞろ歩きにいい陽気のせいか 次から次に客がやってきて超満員。 おかみさん始めお店のみなさんも てんてこ舞いのフル回転。 仕事場とはまた違う活気に満ちてます。

鎌倉のトンネルを抜ける

鎌倉研修所からの帰り道、 20分から25分くらいかけて駅まで歩く。 今月は同僚Mさんとトンネルを抜けていく。 Mさんたち仲間の朝のジョギングコースである。 きょう鎌倉の町は二年ぶりのお祭りで大賑わい。 どこもかしこも混んでいる。

4月1日、MoMAに出かける

チャイナタウンで昼食をすませたら 地下鉄に乗ってMoMA(近代美術館)に向かう。 iPhoneアプリ・マンハッタンの地下鉄マップ(無料)を ダウンロードしておいた。 日曜日だけあってMoMAは超満員。 常設展に加え絵画、写真など複数の特別展を開催しており 展…

ニューヨーク2012年3月31日早朝

"Belief(信頼)"が降りてきた

今夜の授賞式では ダイレクト/プロモ部門審査委員長として短いスピーチがある。 前夜ふと思いついた言葉があったので 朝食を取りながらメモを書く。 "Belief(信頼)"という言葉である。 この言葉で両部門のグランプリをくくって 話してみたらどうだろう。 …

腹が減っては学べない

鎌倉合宿の食事で僕が一番好きなのが二日目の洋朝食。 あれこれ変わるメニューの中でこれだけは不動の定番。 目立たないけれど研修所の看板メニューです。 地元の新鮮野菜のバイキング方式サラダ。 ドレッシングはお好みで和洋二種類。 ウインナーとキャベツ…

天下の大事と日々の些事

なにかと言うと町を歩いている。 通勤で使う駅の近くの靴屋は店仕舞いし、 とんかつ屋ができた。 我が町は既にとんかつ激戦地である。 はて、24時間営業のとんかつ屋って? 490円のロースとんかつ定食って? (調べてみたら牛丼「松屋」の系列でした。なるほ…

巨大ポスターを貼り替える朝

通勤途中にいつも目を楽しませてくれる 資生堂の巨大ポスター。 はがすのも貼るのもなかなか手間暇かかります。 我が家の障子貼りとは訳が違うな。 現場のみなさん、今朝もご苦労さまです。

盗難自転車が帰ってきた

2枚の年賀状と一緒にハガキが入っていた。 「E自転車集積場まで自転車を取りに来い」と書いてある。 2011年9月5日未明、 家の前から盗まれた自転車(ママチャリ)だった。 我が家の最寄りから3駅先のK駅前に放置され 12月9日に集積場に回収されている。 自転…

ポケットマグとウォーキング

お参りは毎年地元の神明社。 それも元旦は避けることが多いから 俄然空いております。 イラストレーターであり文筆家の 沢野ひとしさんの厳寒北京散歩を真似しましょう。 (そこまで寒くないけどね) 1合入り魔法瓶、ポケットマグを買いました。 白湯を入れ…

聖地をめぐる旅

同居人は月一回の 「東京コピーライターズ・ストリート」(TCS)の収録に出かける。 TCSはスタッフはもちろん、出演者のギャラも出ない。 オフィスに臨時に作る段ボールスタジオで収録し、 同居人が動画編集してサイトにアップする。 0円プロジェクトでもう一…

始末と種蒔き

西新橋M歯科で 今年最後の治療をしてもらって外に出る。 あたりはもうすっかり日が落ちている。 差し迫った仕事もない日だったので そのまま下高井戸に向かう。 友人Mさんの会社の年末恒例パーティがあったが、 きょうは酒を休もうと思っていたから失礼した…

1合入り魔法瓶に白湯を入れて

朝起きるとまず浄水器の水を飲む。 この季節になると続けて白湯を飲む。 最初の一杯はお茶やコーヒーでなく白湯がいいなぁ、 と思っていたら、沢野ひとしの文章に出会った。 白湯が好きである。 一時中国茶に凝ったことがあるが、 しばらくするとまた白湯に…

冬の散歩道 2011

「鈴傳」を覗いた

今年は出張が多いこともあって あらたな飲み屋さんを開拓する余裕がない。 それどころか、ときどきメインテナンスと称して 気に入った店を回るのだが、なんせ訪問頻度が落ちている。 どこに行っても「久しぶりね」と言われたり、 言葉がなくてもそんな顔をさ…

骨董の時空間にたたずむ

帰国のフライトは午後10時。 普通ならなんとも持てあましてしまいそうな一日だが、 Citra Pariwaraに招待してくれたJさんが僕に付き合ってくれた。 ジャカルタの街は勝手にうろつくことができぬ街なので、 ウォーキング派の僕にはそれだけが小さな不満だった…

香港の路地裏の小店で

15時にミーティングを終え空港に向かう。 台北から香港に飛ぶ。 香港へは少なくとも6年以上来ていない。 ホテルに着いたのはだいぶん遅かったが 機内でサンドイッチを食べただけなので空腹だ。 ホテル内で簡単に済ませようと気持ちが傾くが、 同僚に誘われ街…

足と胃袋で台北

仕事が予定より少々早めに終わった。 晩飯の時間まで台北の街を歩く。 足と胃袋でその街と仲良くなるのが僕の流儀だ。 大通りだけでなく横丁や路地を歩く。 そこで暮らす人たちの日々が想像できるようで 僕にはなんとも愉しいひとときだ。

研修終えて帰心矢の如し

研修所にこもりっぱなしで食事を三度三度いただいていると さすがに身体が重たくなります。 三日目は昼食をパスして近所の小径をウォーキング。 いつものペースです。 (ここでも見つけた!「復興の狼煙」ポスター) 16時30分過ぎに11月分のセッション、すべ…

「遠藤」に寄れなかった

所用があって広尾に立ち寄る。 広尾で昼食なら僕は断然大衆食堂「遠藤」だが、 結局15時過ぎまで身動きならず断念。 ビル内のカフェTでサッと食事を済ませる。 この店はメニューの写真ばかりりっぱで 実物は見かけ倒しだった。 街を歩いていると、 秋が深ま…

500円ステーキと秋の空

同僚Mさんが 「500円ステーキ、行きませんか」とランチに誘う。 Mさんはスタンフォード大学に通った経験があり、 コストパフォーマンスにはちとうるさい。 ランチはワンコイン(500円)で、を信条とする。 店は新橋駅ガードを越えた向こう側だ。 ステーキ130…

学ぶ、歩く、学ぶのリズムで

鎌倉にこもっている三日間は ついつい運動不足になる。 朝食前にジョギングに出ていく人も何人かいる。 僕は昼食を終えると休憩時間をすかさず活用して 近所をウォーキング。 歩いていると講義やワークショップの内容が消化されて 必要なものだけが栄養にな…

インドカレーが恋しい日

午前中の打ち合わせが終わって、 午後の打ち合わせまでにはちょいと間がある。 地下鉄で一駅乗って 3月まで出向していた会社の近所までランチを食べに行った。 インドレストランGである。 なかなか本格的なカレーを出す。 僕は主にベジタリアンメニューを好…

ウォーキングに出よう

夏休み最終日。 いつも思い出すのは映画『チップス先生、さようなら』で 夏休みが終わって初登校するこどもの台詞。 「どうして休みって終わってしまうんだろう……?」。 小学校に入学して半世紀がたつおじさんの胸にも 同じ感慨がいまも浮かぶ。 おじさんは…

なおしてもらう夏の一日

1992年に日本サイクリングセンター 板倉修一郎さんに作っていただいたオーダーメイド自転車 ゼファー前輪がパンクした。 駅前にできたスポーツ自転車専門店CPに持っていく。 前輪チューブが大分弱っていて交換。 CPスタッフも自転車製作の名人・板倉さんの名…

北京アートゾーン798

三日間ホテルに缶詰ではあまりに気の毒だろうと 中国生まれ中国の大学を卒業した日本人同僚Eさんが アートゾーン、798に連れて行ってくれる。 歓迎夕食会まで数時間あるのだ。 ここは工場跡地である。 2003年以降、安価な賃貸料に惹かれてアーティストたちが…

足と目と胃袋で上海

仕事で上海に来ている。 7、8年ぶりだろうか。 その間ずいぶん変わったと言う人が多かったが、 僕の印象はさほどでもなかった。 変化するのが当然の都市として上海を認識しているからだろうか。 着いた初日は休日でさしせまった用事もなかった。 僕は足と目…