地震/津波/原子力発電所

三陸から牡蠣が届いた

同居人から秘湯会に指令が走った。 三陸から牡蠣が届いたのだ。 同居人が3.11以降にオーナーのひとりとして 復興を支援してきた牡蠣なのだ。 貝掛温泉から戻り 本来は休肝日に当てる日曜日、 秘湯会も走った。 生牡蠣、七輪の炭火でホイル焼きした焼き牡蠣。…

代休リハビリテーション

出張が続くと土曜も日曜もない。 一日代休をいただきリハビリテーション。 ハエタロウとトリの世話をして洗濯に出かける。 駅前商店街のH牛肉店でコロッケ、カレーコロッケ、 マカロニスパゲティを買ってきてキャベツを刻んで昼食。 特に根が働き者でもない…

3月11日のある記憶

いよいよ本格的な寒さがやってきた。 週末はおでん鍋である。 幸い本日代休作戦。 吉祥寺ハーモニカ横丁を抜けて 「つかだ」に買い出しに行く。 相変わらずの人気店だが さすがに年末ほどは混雑していない。 帰り道に横丁で一杯やりたいところだがそうもいか…

奥会津「宮下温泉」に戻ってくる

東京駅から東北新幹線で郡山。 磐越西線に乗り換えて会津若松。 さらに只見線に乗り換えて会津宮下。 奥会津、宮下温泉「栄光館」に戻ってきた。 一年ぶりである。 「栄光館」は東日本大震災の影響は軽微だったものの 7月末の新潟・福島集中豪雨で只見川が氾…

3月11日、一年後のきょう

3月11日がやってくる

休日は貴重ですね。 NHKラジオ講座で英語を勉強し昼食をつくり 髪を切り(一緒にへナで染めます)買い物に行き夕食をつくり、 しかるのち「魚卯」でさばいてもらったこちで一杯やります。 一尾600円とは思えぬうまさだな。 合間合間にFoursquareでチェックイ…

東京獺祭の会2012

麹町で開催された「東京獺祭の会2012」初日に参加する。 主催は蔵元・旭酒造。三日間の催しの入場券は既に完売である。 昨年こんなに愉しいイベントがいまどきあるのかと感激し、 今年は秘湯会の特別会合として副会長の分も予約した。 桜井社長のあいさつの…

上杉隆『国家の恥ー一億総洗脳化の真実』(2011)

上杉隆『国家の恥ー一億総洗脳化の真実』を読む。 僕は上杉の考え、意見に常に同感する訳では無論ない。 しかし、現代日本のジャーナリズムに上杉の存在は大きい。 本書はダイヤモンド・オンライン連載 「週刊・上杉隆」から抜粋編集。 3.11以降、原発問題に…

鈴木智彦『ヤクザと原発ー福島第一潜入記』(2011)

鈴木智彦『ヤクザと原発ー福島第一潜入記』を読む。 著者はヤクザ専門誌「実話時代BULL」編集長を経て フリージャーナリスト。 暴力団幹部らに協力してもらい福島第一原発作業員として 内部に入り込む。現場からの迫真ルポである。 ヤクザと原発 福島第一潜…

佐藤栄佐久『福島原発の真実』(2011)『知事抹殺』(2009)

佐藤栄佐久『福島原発の真実』(2011)、 『知事抹殺ーつくられた福島県汚職事件』(2009)を読む。 前著は3.11以後、後著は3.11以前の出版である。 福島原発の真実 (平凡社新書)作者: 佐藤栄佐久出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2011/06/22メディア: 新書購入: …

山本義隆『福島の原発事故をめぐって』(2011)

金曜日には本屋に寄るのが楽しみだ。 アマゾンでもずいぶん買うのだが、 本屋の空間が提供してくれる身体性、偶発性は かけがえのないものだ。 週末に読む本を何冊か仕入れて帰る。 福島の原発事故をめぐって―― いくつか学び考えたこと作者: 山本義隆出版社/…

忘却と闘う狼煙

東日本大震災被災地から生まれた 「復興の狼煙(のろし)」ポスタープロジェクト。 6月のカンヌフェスティバルでのお披露目に始まり、 今月はデリーのアドアジア、 ブエノスアイレスの広告祭で紹介した。 先輩、同僚たちが動いてくれた。 僕は裏方のひとりと…

平井憲夫『原発がどんなものか知ってほしい』(1996)

平井憲夫『原発がどんなものか知ってほしい』を読む。 平井は20年間、原子力発電所の現場で働き、現場監督も務めた。 内部被爆を百回以上して癌になった。 死ぬ前にできることをなにかやろうと、 原発のことで自分が知っていることを すべて明るみに出そうと…

自力でデータを収集する意味、iガイガー

持つべきものは友人である。 以前、オーストリアのEMBAクラス (社会人のための経営学修士講座)が東京にやってきたとき、 僕が一講座を企画し担当した。 そのときリーダーを務めていたDanielaが ウイーンでコミュニケーション会社を経営しているから きっと…

再録・児玉龍彦教授の緊急提言

ブログ「TOSHIの鏡」(8月3日付)で 東大アイソトープ総合センター長・児玉龍彦教授が 7月27日の衆院厚生労働委員会で参考人として 以下の発言・提案をしていることを知った。 価値ある提言なので、YouTubeから動画を再録する。 食品、土壌、水の汚染測定の抜…

カンヌでも「狼煙」を上げた

カンヌでも「復興の狼煙」を上げた。 NPOであるACT Responsibleが企画・運営する Tribute to Japanの展覧会である。 釜石市の被災者のみなさんが登場する13点のポスターが このプロジェクトの経緯を説明したボードとともに 特別コーナーに展示されたのだ。 …

カンヌで「復興の狼煙」

会社のデスクまわりに二枚のポスターを貼った。 釜石市で被災した方々を撮った 「復興の狼煙」ポスタープロジェクトの作品だ。 「前よりいい町にしてやる。」 「大笑いできるその日まで。」 このプロジェクトからは既に 釜石市で18点、大槌市で10点のポスタ…

ニューヨーク、築地、福島

ニューヨークで10年以上仕事をしている 友人nさんが帰国している。 nさんはかつて僕のチームにいた人である。 この数ヶ月の日本の様子は メディアの報道だけではなんだか理解しがたい。 まずは自分の目で見てみようというのが 今回のnさんの帰国目的のひとつ…

「復興市場」で買い物をした

世の中には頭のいい人がいるものである。 いや、頭のいい人なら結構数はいるに違いない。 頭のよさを世のため人のために活かすところが素敵だ。 できたばかりの「復興市場」で買い物をした。 「復興市場」とは一言で言うと、 復興途上の被災地の方が必要とす…

しまじろう、山田町に行く

2011年5月5日、 人気者のしまじろうが岩手県山田町に みなさんから預かった応援メッセージを届けに行った。 地元の人に喜んでもらえる、 こういう活動はいいなぁ。

河田惠昭『津波災害ー減災社会を築く』(2010)

情報化時代はとうの昔に過ぎ、 情報過多時代、情報混沌時代を生きている。 後で知れば必要な知見はそこにあったのに、 それ以前にはとんと気づかない。うかつであった。 帯にこうある。 必ず、来る! 災害研究の第一人者が示す 備え、対策、そして実践 無論…

地元に出かけ、地元でお金を使う

税金の還付金が戻ってきた。 同居人と使い道を相談し、 福島・奥会津を一泊二日、旅することに決めた。 苦しんでいるのは被災地の人たちだけではない。 その周辺で暮らす人たち、 例えば宿や食堂や土産物屋に閑古鳥が鳴き、 町に2台しかないタクシーの運転手…

浜千鳥とえんぴつ

前から気になっていた店。 汐留に勤務先が変わったのをきっかけに このあたりかなと見当をつけて歩いていたら見つけた。 11月まで限定一年間の出店、「吟醸バー汐留」である。 52蔵の吟醸酒104種をリーズナブルな価格で提供する。 それもそのはず日本吟醸酒…

息切れしない姿勢と方法

ただちに被災地に行ってボランティアができる訳ではない。 いまの自分の目の前の仕事をしっかりやって 復興のために増額されるであろう税金をきちんと納めたり、 ここぞというところにピンポイントでお金を送ることを続けるのも 支援ではないかと僕は思う。 …

国際共同作業と英語リテラシー

被災地、原子力発電所事故現場に 世界各国からスタッフ、ボランティアのみなさんが来てくれている。 こうした協力体制は心強いのだが僕にはひとつ気がかりがある。 ほとんど報道されていないことだ。 それは言葉の問題、世界共通語になっている英語の問題で…

春分も過ぎて、雪

きょうは社外取締役のみなさんをお招きしての定例会議。 時間のない方たちばかりなので会議終了後は弁当昼食です。 お向かいのS寿司で折詰にしてもらったんですね。 会議に陪席する僕たちもお相伴に預かります。 あまりに豪華版なので、 いただく前にこっそ…

がんばれ、日本。がんばれ、東北。

大地震から二日後、3月13日に英国Independent紙が 「がんばれ、日本。がんばれ、東北。」のメッセージを 日の丸デザインとともに日本語で掲載した。 がんばれ、日本。がんばれ、東北。 Don't give up, Japan. Don't give up, Tohoku. その事実を知ったとき、…