広告賞/広告祭

Spikes13二日目を覗く

午前中に打ち合わせをすませ いったんホテルに戻ってからSpikes13二日目に参加する。 Spikesでは作品を見るスペースが限られているので、 セミナー、ワークショップが中心になる。 DDBが今年スピーカーに招聘したのは アメリカで人気番組を数多く手がけるデ…

Spikes13開幕

午後からSpikesAsiaの会場を覗く。 ホテルからは雨が降っていても傘なしで会場に行ける。 さっそく見知った顔に出会う。 あいさつを交わしときどき雑談し、 セミナー中心に3時間ほど会場で過ごす。 まだ体調が充分に戻らないので 外食は控えて部屋でルームサ…

響17年があるじゃないか

ANAビジネスクラスに久しぶりに乗った。 食事メニューを眺めていると、 おや、響17年があるじゃないか。 確か、以前乗ったときはなかった。 ハーフ&ハーフで水割りにする。 グラスを空にして「もう、一本」と頼んだら 「他の銘柄ではいかがですか」と丁重に…

人間味が面白い。AdStars13閉幕

現地での審査、三日間のフェスティバルを経て 一週間のAdStars13が閉幕する。 広告祭は少々荒削りなところがあっても 人間味がある方が面白いな、とあらためて思った。 AdStarsはプロセスで顔が見える。 汗をかいている人も、そうでない人も見える。 ゲスト…

釜山の、ある驟雨の光景

AdStars13会場BEXCOで開催中のセミナーも気になったが、 持ってきた仕事を少しでも進めておかないと 帰国してからどうにもならない。 一週間のスケジュールで きょうだけは午前中の公式行事が入っていない。 AdStarsはなかなか盛り沢山なのだ。 少し寝坊して…

30時間トライアスロン、Young Stars

きょうから釜山AdStarsで もうひとつのコンペティションYoung Starsが始まる。 本審査に加えて僕はこの審査も喜んで引き受けた。 韓国、中国、日本、シンガポール、ロシア、イギリスの6ヶ国から 計36チームの大学生がコンペティションに参加する。 きょう10…

二人の情熱からAdStarsが始まった

9時30分からAdStars13の審査が始まった。 全員でグランドグランプリ2点を選んで終了したのが18時30分。 もっとも僕たち審査員は釜山に来るまでに 10時間分のショートリスト作品を見て審査している。 宿題を済ませて来た訳だ。 その結果をデータにして議論を…

釜山に来ている。AdStars13

釜山に来ている。僕は初めての訪問だ。 本当は一年前に来ていたはずだが、 昨年は胆嚢除去手術の直後で参加が叶わなかった。 韓国発の国際広告賞AdStars13の審査である。 2008年に創設され、今年で6回目。 事務局のみなさんが僕を忘れず再度招待してくれたの…

自慢と嫉妬のコントラスト

AdFest最終日。 各カテゴリー審査委員長のパネルディスカッション、 Jury President Crossfire。 AdFest名物のひとつだ。 今年はマニラのDavid Guererroがモデレーター。 審査のプロセスや思いなどが 各審査委員長のコメント、事例で直接伝わる貴重なセッシ…

精霊はその土地に宿る。Genius Loci

先週イスタンブールで行われた 大陸間国際広告賞The CUPでなにをどう見てきたか。 僕を代表として派遣してくれた地域国際広告祭AdFestのために 45分のプレゼンテーションを準備している。 カンヌとは異なるThe CUPのコンセプト、 「精霊はその土地に宿る (Ge…

世界の肯定的な面を強化する力

Creative Summitと呼ばれる一日が始まる。 The CUP審査委員長 Amir Kassaei、 ベルリンスクール学長 Michael Conrad、 スロベニア前大統領 Dr. Danilo Türkに続いて僕が話す。 Daniloはトルコ対スロベニアのバスケットボール試合会場で、 トルコ大統領に直談…

危機を乗り切って信頼が生まれる

審査二日目。 ルールが整備されていないことが理由で混乱がひどくなり、 一度だけAmirが本気で切れた瞬間があった。 たとえ審査委員長でもその場で突然のルール変更はできず、 どうにも裁ききれない事柄だったからだ。 一方、非難を受けた事務局長Metaも 言…

景色を見渡す地図を作る

審査は朝9時に始まる。 終了時間は予定表には書いてあるが、 プロセスでなにが起こるか分からないのでそのとき次第だ。 今回のThe CUP12人の審査員を国籍で整理すると、 イラン、ドイツ、ロシア、アルゼンチン、イギリス、トルコ、 ポーランド、日本、オース…

イスタンブールにやってきた

イスタンブールに来ている。 ちょうど一ヶ月前にレバノンを往復する際、 トルコ航空、イスタンブールのラウンジのサービスの質に驚いた。 今度はトランジットでなく一週間ほど滞在する。 大陸間国際広告賞The CUPの審査、スピーチを頼まれやってきたのだ。 …

クライマックス!Cristal Festival

Mountain Tea、オレンジジュース、果物、 海苔巻きせんべい(!)だけで一日胃腸を休ませた。 今度はゆっくり、消化のよさそうな食べ物で身体を慣らしていく。 MENA Cristal Festival最終日はセミナーに出る。 キーノートスピーカーは 2012年10月に宇宙から…

審査結果という作品を完成させる

The MENA Cristal Awards審査二日目。 徐々にチームワークが整ってきている。 予備日の三日目を使わずにこの日に集中してやり遂げよう と気持ちが一致する。 もちろん審査を急ぐことはない。 肝心の審査をないがしろにしたら わざわざここまでやってきて時間…

もし、クリエーティブの神さまがいるのなら

The MENA Cristal Awards審査初日。 地元中東・北アフリカの審査員はUAEとレバノンから3名のみ。 うち1名はマレーシア、シンガポールで働いた経験を持ち、 いまはドバイをベースにするインド人CDのKさんだ。 国際的というのは多様性を受け入れることである。…

海水浴とスキーを一日で楽しむ国

ベイルートのホテルで 今回僕を招待してくれた友人Christian に会う。 メール、電話のやりとりだけだったので実際に会うのは初めてだ。 12時過ぎに迎えの車に乗り、 標高1,700mのリゾート地Mzaarに向かう。 事務局男性はスピード運転で有名らしい。 週末渋滞…

ベイルートにやってきた

イスタンブールを経てベイルートに来ている。 レバノンの首都である。 隣国シリアの紛争は日本でも報道されている。 ベイルートの友人は「心配しないでおいでよ」と言う。 イスタンブールから南東に990km、 シリアやイスラエルの上空を飛ばずにベイルートに…

パンダあめなめて中国広告祭

北京、上海からゲストスピーカーを招いて 同僚たちと「中国広告祭報告会」を開きました。 会議室に入ったら中国気分に切り替えていただこうと 音楽とパンダあめを用意しました。 政治経済関係が緊張しているときも、 自由と平和の産物である広告クリエーティ…

第52回ACC入賞作品発表会

第52回ACC入賞作品発表会に行く。 有楽町朝日ホールで毎年開催している。 中途15分の休憩をはさんで3時間。 今年の審査員に選出されたラジオCM、テレビCMを まとめて視聴する絶好の機会だ。 僕は贈賞式より作品発表会の方が好きだ。 どんな厳しい年にも 頑張…

クラクラと、フラフラと、築地

歩いているだけでクラクラする猛暑の昼、 築地に出かける。 「魚竹」で腹ごしらえ。 会社が築地だった頃、週に一度は通っていた 魚料理とご飯のうまい店。 何年ぶりだろう。 赤魚鯛西京焼き、納豆、 盛り合わせ小皿(卵焼き、ブロッコリー、ポテトサラダ)を…

カンヌの混沌と世代交代

第59回カンヌ・クリエティビティ・フェスティバルも いよいよ後半戦。 この数年カンヌはセミナー重視にだいぶんシフトしてきた。 参加者は少しでも新しい知見を持って帰ろうとするのか、 今年はどのセミナーもほとんど満員札止め。 確かに以前のように作品だ…

老眼鏡のクマが届いた

東京コピーライターズクラブ (TCC) で新人賞をいただき 入会を許されて30年。 30th会員の表彰を受けることになった。 本来なら司会進行のコピーライター谷山さんから いただけるはずだったトロフィーである。 僕はあいにく仕事の都合で式に間に合わなかった…

小さな祝宴と猫の店長

2011年3月まで出向していた会社の 部下であり同僚であった上島史朗さんがTCC新人賞を受賞。 (TCCは東京コピーライターズクラブの略称) 我が家が足かけ30年以上世話になっている初台の洋食屋Zで 祝杯を上げることにした。 まずは、シャンパンを開ける。 上…

ACC入賞作品上映会を観に行く

有楽町の朝日ホールに ACC入賞作品上映会を観に行く。 午前中の打ち合わせが予想以上に長引いてしまって 後半1時間しか観ることができなかった。 普段と違ってまとめてCMを観ることで 時代の気分もなんとなく伝わってくるし、 なにより元気が出てくるのに自…

Citra Pariwaraの熱狂に幕

19時開始予定だったCitra Pariwara授賞式は 当然のように始まらない。 ようやく20時過ぎにドラムの音を合図に始まった。 入場券は1000枚売れている。 後から後からひっきりなしに若者たちが連れ立ってやってくる。 僕たちが審査したメイン部門以外にも数部門…

花粉とミツバチ

Citra Pariwaraへの招待が決まってからこの二ヶ月、 すきま時間にコツコツ準備してきたスピーチを行う。 タイトルは "Pollen and Bees(花粉とミツバチ)"。 サブタイトルは "Looking at the dynamics of communications through alternative perspective"。…

ロックスターのCDたちと審査する

Citra Pariwaraのような広告賞審査で なにより学ぶことができるのは (1)入賞作だけでなく全作品を一望に見られること。 (2)ファイナリストからメダルまで絞り込むプロセスで 同じパネルのCDたちと心ゆくまで議論できること。 その二点である。 インドネシア…

緊張と情熱と野心とユーモアと

Citra Pariwaraの本審査の後で、 28歳以下の選抜ペア10チームのプレゼンテーションを受ける。 100チームが参加した予選を勝ち抜いてきた20人だ。 来年3月AdFestヤングコンペティションでの インドネシア代表の座を賭けて各チームが知恵を振り絞る。 架空の3…