秘湯会

秘湯会、ホームグラウンドを失う

秘湯会は春夏秋冬、四季折々、 山のいで湯を巡るのが主たる活動である。 正規会員は会長、副会長の2名。 世界最小の温泉・銭湯愛好会として知られる。 秘湯会のホームグラウンドは地元の井戸水銭湯E湯だ。 そのE湯が突然、来年1月中旬に廃業することになった…

茄子紺の夏

夕方、秘湯会の畑で茄子、胡瓜、ピーマン、トマトを収穫。 ツヤのある茄子をザックリ輪切りにして豚肉と炒め、 最後に食べるラー油を入れてちょいとピリ辛仕上げでできあがり。 夜の休日弁当のおかずの一品にしてみました。 十条の斉藤酒場にも「茄子みそ炒…

スイカと空海

秘湯会が10坪(2区画)使わせてもらっている区民農園で スイカを育てている人がいます。 ネットに入れて大事に育成中。 ちょっとうらやましいですね。 秘湯会はカボチャは育てたことがありますが、 スイカに挑戦したことはまだありません。 「空海と密教美術…

レッドムーン大収穫

秘湯会の畑はじゃがいも収穫で大忙し。 今年はレッドムーンという品種だ。 ちょうど小さなさつまいものように 皮が赤く実は黄色い。 すこし甘さがあって、なかなかおいしいいもである。 常連たちも珍しいそうに覗いていく。 風通しのよい自転車置き場で保存…

日本の60年代、フランスの80年代

6月あたまにアキレス腱を切断した副会長が しばらく前から娑婆に帰ってきている。 術後は幸い順調だ。 僕も三週間ほど週末のない生活を送っている。 久しぶりに家で一杯やることになった。 今宵は珍しい酒が二本ある。 右は、広告会社サン・アド創立40周年を…

Bancha Sodaはいかがです?

秘湯会の畑はいま絹さやが収穫のピークを迎えている。 5月が終われば絹さやの時期はおしまい。 じゃがいもは土中で実を大きくしている真っ最中。 続いてトマト、茄子、胡瓜、ピーマン、とうもろこし。 夏野菜のオールスターが控えている。 物干しの Cafe Hae…

ジャガイモの花が咲きました

秘湯会のジャガイモの苗が花をつけました。 養分を取られるので摘む必要がありますが、 せめて咲き始めくらいは放っておいてやりたい。

ほうれん草を育ててみよう

秘湯会の畑でほうれん草を育てようと思い立ち、 たい肥、腐葉土の他に苦土石灰を土に入れた、 苦土は酸化マグネシウム。 土を酸性からアルカリ性に変えて ほうれん草が育つ環境を整える。 これで一週間から10日すれば土がこなれ 種を蒔くことができる。 今年…

つくね白菜鍋で収穫祭

三寒四温のはざまの週末。 秘湯会の畑で白菜、キャベツ、紫キャベツ、 ブロッコリー、小松菜を収穫。 残滓を整理して肥料を土に混ぜ込み春の畑の準備を始める。 この冬最後の収穫菜は、鮭と鶏のつくねに取り立て白菜を入れた鍋。 畑から収穫仕立ての野菜は水…

冬の雲

同居人が庭で使うたい肥、腐葉土を買いに行く。 東宝スタジオの並びにある店は、 以前の東宝グループの店がつぶれ、居抜きでK屋の経営に代わった。 秘湯会は春に埋める種芋、レッドムーンを既に副会長が入手。 もう少し暖かくならないとじゃがいもを育てるの…

畑の野菜の収穫祭

きょうは冬の収穫祭。 秘湯会の畑で取れた白菜、キャベツ、大根、ブロッコリーを使って 小宴を催す。 大根以外は副会長が苗から大事に育ててきた野菜だ。 一度は全部虫に食われ、少量の防虫剤を使用して再度挑戦した。 たらの白子の小鍋に白菜。 ゆでた野菜…

クリスマス・イブ桜木町ツアー

世間はクリスマス・イブで街がなんとなくざわついている。 差し迫った仕事もなかったので休みを一日いただき、 前からいつか決行しようと思っていた桜木町ツアーを実行する。 副会長に尋ねると、付き合うと言う。 バックパックにタオル、手ぬぐい、文庫本。 …

人間と宇宙がこれ以上近づいてはならない

秘湯会を結成して8年目。 そもそも、「秘湯」という言葉を生み出したのは、 旧朝日旅行会会長だった岩本一二三だった。 「日本秘湯を守る会」を昭和50年に設立したのも岩本だ。 岩本のこんな文章が残されている。 それはたしか昭和44~45年頃だったと思う。 …

雨飾高原から大黒食堂へ

旅の二日目は立ち寄り湯につかる。 一湯目は、村営・雨飾高原露天風呂。 脱衣所スペースが片付けられているから、 今シーズンはもう仕舞いなのか。 源泉から湯が出ているから、入ってゆくことにする。 45℃以上はあるだろう、熱くてなかなか入れない。 水を出…

山のいで湯に抱(いだ)かれて

秋の連休を利用して、秘湯会の聖地・小谷(おたり)温泉へ。 長野の最北端、山を上がれば新潟である。 江戸時代創業の老舗「山田旅館」を訪れる。 秘湯会7年ちょっとの歴史で四度目の訪問は、 魚沼の栃尾又温泉・宝巌堂と並び最多となった。 山田の何が秘湯…

タラちり前夜祭

秋が深まってきました。 魚屋「魚久」は新メニュー、鯖の甘酢竜田揚げ。 この季節、鯖もいい感じの脂がのっていてうまくなる。 畑で種を蒔くのもこれがたぶん今年最後。 空いた畝に小松菜の種を蒔きました。 寒くなっていくけどうまく芽を出してくれるといい…

秋の種を蒔く

まだ暑さは残るが秘湯会の畑も秋の準備だ。 古い種も混じっているのでどれが芽を出すか分からないが、 一畝は青菜を中心に種を蒔いてみた。 三種の大根の種蒔きは来週以降だが、 茄子の畝の角地にねずみ大根の種を試しに蒔いた。 おなじみ野口のタネの固定種…

ビアマウントをあきらめる

今年最後の猛暑の週末と聞き、 秘湯会吉例高尾山ビアマウントに三度目の挑戦をした。 いや、正確に言えば、挑戦しようとした。 京王線最寄り駅の改札には 「ビアマウントは満員です。ただいま入場制限をしています」 の立て看板があった。定員800人で400人待…

秋蒔き大根三兄弟

秘湯会が秋蒔きに使う大根三兄弟を仕入れました。 もちろん野口のタネの固定種です。 大蔵大根、新西町大根、ねずみ大根。 ねずみ大根は蕎麦に使う辛味大根ですね。 日本の伝統的野菜の性質を 土壌に合わせて固定するから固定種。 収穫したタネを蒔いても健…

世話をすれば、野菜は応える

月曜日、三連休最終日。 日没近くなっていくぶん涼しくなったところを見計らって 畑の野菜に水をやりに行く。 昼間のうちは人っ子ひとり姿が見えなかったが、 この時間になるとベテランを中心にポツリポツリ人が出てきた。 人間だって水を飲まなくちゃ熱中症…

山勘農法、敗れたり

掘ったジャガイモを天日で乾かすのは せいぜい30分から1時間が限度であったらしい。 そうとは知らず真夏日に丸々一日乾してしまったために 保存用のジャガイモが黒ずみかなりの数がダメになった。 ジャガイモ担当の副会長に申し訳ない。 僕の使っている有機…

「自家製だし」ができあがる

生育が進んで大きくなってしまった胡瓜は細かく刻む。 徹底的に刻む。包丁を持つ手がだるくなるくらい刻む。 茄子を刻む、茗荷を刻む、生姜を刻む、大葉を刻む。 全部をざるで混ぜて塩をふりかけ、 10分から20分置いてギュッと水を絞る。徹底的に絞る。 水気…

ジャガイモ、いんげん、夏の大収穫祭

週末は雨模様の天気予報だったが 朝起きると、晴れ間が見えていた。 副会長に連絡を取り、ジャガイモを掘ることに決めた。 掘ったジャガイモは貯蔵前に天日に当てて 水分を飛ばしておく必要がある。 そのためジャガイモ掘りは、梅雨の切れ目を狙い、 太陽の…

暑さにめげず、鈴成八ツ房菜豆

5坪の畑だが、ときおり育った作物を見て 「はて、なにを植えたんだっけな?」と首をひねることがある。 6月17日「空中カボチャ」に掲載した写真で、 はじめ「鞍掛豆」と書いたのを「隠元豆」に修正した。 が、正確には「鈴成八ツ房菜豆」であった。 「野口の…

空中カボチャ

秘湯会の区画ではないのだが、 ベテランがカボチャを育てている。 棚を上手に作っているので、 空中にいくつものカボチャがなっている。 秘湯会も以前カボチャづくりに挑戦したことがあったのだが、 生命力が強く、5坪の畑はすべてカボチャの根と茎と葉に占…

梅雨入り前の畑仕事

梅雨入り前に畑仕事をしておこうと 秘湯会は午後2時集合。まずはJA三鷹緑化センターへ。 畑の作物の生長を見ていると、 どうも土に力が不足しているようだとの結論になり、 追肥を入手しに行った。 鶏ふん、豚ふん、ぼかし肥を混ぜて使ってみることにした。 …

富山ブラックとケロリン桶

富山遠征三日目。 最後の昼食は駅前に出て噂の富山ブラック、 富山黒醤油ラーメンを食べることにする。 魚料理が続くと汁物やカレーライスなどがやたら食べたくなるものだ。 (市民は事前に登録しておくと市内数カ所にある レンタサイクルを自由に使える。環…

湯谷(ゆだに)温泉はコニャックの如く

富山遠征二日目は遠足である。 バス、JR、JRと乗り継ぎ県西部の町、砺波(となみ)まで約2時間。 砺波は大門(おおかど)そうめんで名高い。 ここからさらにクルマで20分から25分、 山奥に入ってゆくのである。 腹ごしらえで入った寿司屋 (その日、砺波で唯…

富山で鯰につかっていた

大型連休の後に一日だけ休暇をもらって 夏まで乗り切る英気を養っておくことにした。 日本中がエアポケットのようなタイミングなので、 どこも空いているだろうと見込んだのだ。 富山湾に近い街、四方(よかた)。 畑のど真ん中にある「鯰の湯」につかりに行…

夏野菜を移植した

畑仕事をしていると汗ばむくらいの陽気。 Tシャツと短パンで畑に出た。 毎年、ゴールデンウィークの間に夏野菜をポットから移植する。 (茄子) (トマト) (胡瓜) (絹さやの花。昨日から咲き始めた) (鞍掛豆) (名は知らねども、可愛いね)