英語

一ヶ月半の長旅で届いた一冊

9月26日にAbeBooks.comで注文した本が 今朝、ようやく到着。 一ヶ月半の長旅でした。 アメリカ・インディアナ州ミシャワカ市の古書店が 送ってくれた一冊です。 ミシャワカは人口5万人ほどの街なんですね。 購入したのは、R.R.Palmer/Joel Colton/Lloyd Cram…

村上春樹に英訳で出会った二人

スクラップブックから 朝日新聞2018年9月26日夕刊 英訳の村上作品が開いた扉 日本文学を海外の読者へ届ける、 橋渡し役の著者による本が相次いだ。 2人には、村上春樹作品と 英訳で出会ったという共通点がある。 日本文学者 マイケル・エメリックさん (カリ…

村上春樹『めくらやなぎと眠る女』(新潮社、2009)

仕事を終えて帰宅してピアノジャズに耳を傾けながら 一日一篇ずつゆっくり読んでいく。 村上春樹『めくらやなぎと眠る女』(新潮社、2009)を読む。 (日本版の読者に)から引用する。 めくらやなぎと眠る女作者: 村上春樹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 20…

在野の書評家に耳を傾ける

Amazon.co.jpには信頼に足る在野の書評家がいる。 辞書マニアの僕が感心したのがingeのブックレビュー。 僕が買い求めてきた数々の英語の辞書・学習書に 的確かつ情報性の高いコメントを残してくれている。 新版 ニュー・アンカー英和辞典作者: 柴田徹士,小…

熱病にかかったみたいにカポーティを読み漁った

トルーマン・カポーティ/村上春樹訳 『誕生日の子どもたち』(文藝春秋、2002)から 村上春樹の訳者あとがきを一部引用する。 誕生日の子どもたち作者: トルーマンカポーティ,Truman Capote,村上春樹出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2002/05メディア: 単…

佐藤昭弘『On Writing—書くチカラをつけるためのヒント』

NHKラジオ講座「実践ビジネス英語」テキストブックに 隔月全10回に亘って連載された 佐藤昭弘『On Writing—書くチカラをつけるためのヒント』が 大変勉強になった(2016年8月号〜2018年2月号所載)。 NHKラジオ実践ビジネス英語 2016年 08 月号 [雑誌]出版社…

池上彰の「夜回り」英語勉強法

ジャーナリスト/大学教授の池上彰さんの 英語勉強法で感心したことがある。 『学び続ける力』(講談社現代新書、2013)から引用する。 学び続ける力 (講談社現代新書)作者: 池上彰出版社/メーカー: 講談社発売日: 2013/01/18メディア: Kindle版購入: 1人 ク…

NHKラジオ「洋楽で学ぶ英文法」が面白い

週末は語学番組を聴きながら、 掃除に励んでいる。 NHKラジオ「短期集中!3ヶ月英会話/洋楽で学ぶ英文法」が面白い。 ポップスの歌詞で英語を学ぶのは初めての企画ではないが、 番組を進める3人のチームが素晴らしい。 (「NHKゴガク」サイトから引用) ゴ…

石川林四郎編『コンサイス英和/和英辞典』(三省堂、1947/1950)

渡部昇一が『知的生活の準備』で 「日本で一番英語ができた人」と紹介したのが石川林四郎。 名前を記憶していたら神保町古書店Oオンラインショップで 石川が編んだ「三省堂コンサイス辞典」が出てきた。 (左朱色が英和、右深緑色が和英。いずれも当時の最新…

想像力と逆翻訳

スクラップブックから。 朝日新聞2017年9月14日朝刊。 福岡伸一の動的平衡「学術用語 邦訳の功と罪」 思えば、わが国の近代初期の学者たちが、 あらん限りの想像力を駆使して 学術用語を邦訳してくれたおかげで、 我々はあらゆる西洋の知識を すべて母語で学…

Webster's New International Dictionary 2nd Edition(1947)

6月の終わり頃届く予定だった古書が連休中に届いた。 Webster's New International Dictionary of English Language (second edition, 1947/全2巻)だ。 先日逝去した渡部昇一先生が著書で推薦していた辞書で 長い間、手の届く価格で買える出物がないか探し…

全体は部分の最良の註である

いいことを読んだが、 はてどの本でどの方が書いていたのか、 数日間、思い出せなかった。 言わんとする内容は記憶していたが、 検索するにはあいまいな言葉の断片しか覚えておらず 見つからない。 NHKラジオ 実践ビジネス英語 2017年 4月号 [雑誌] (NH…

"The Fabulous Four"—日本の若手4人が作品披露

AdFest17二日目。 いつも楽しみにしている若手フィルム・ディレクターのセッション、 "The Fabulous Four 2017" を見に行く。 今年のテーマは "20 years of diversity" (多様性の20年)。 AdFest 20周年にちなんだものだ。 シナリオ予選通過者は5分のショー…

ジェイ・ルービン『村上春樹と私』(2016)

2013年4月開講のNHKラジオ英語講座 「英語で読む村上春樹」を聴き始めて この人の書いた英文に触れることになった。 言葉の音楽を感じるその訳文は 村上の日本語原文に確かに通底していた。 ジェイ・ルービン『村上春樹と私 —日本の文学と文化に心を奪われた…

プレッシャーかける前に、親が学べ

「週刊東洋経済」2月11日号の 鳥飼久美子さん(立教大学名誉教授)の記事が印象に残った。 <特集「食える子」を育てる>(どぎついタイトルだね)で 英語教育について発言している。 ●英語に限らず、一般的に人間は5〜6歳までに 約3万時間を費やして母語を…

猫の目流・英語学習術、公開

人事局Mさん、Uさんに頼まれて 英語学習法座談会をやることになった。 海外で暮らしたり赴任の経験がなくて TOEIC900点を突破した社員をインタビューして 社内サイトで英語勉強法を公開している。 時代の要請、プレッシャーもあるのか、 なかなか人気コンテ…

斎藤秀三郎『斎藤和英大辞典』(1928再版、日英社)

狂気と知性の境目はどのあたりにあるのだろう。 こうした仕事を目の当たりにすると、 ボーダーラインがぼやけてくるのが分かる。 斎藤秀三郎『斎藤和英大辞典』(1928再版、日英社)を手に取る。 個人名を冠した辞書は世に少ない。 斎藤は4,640頁を独力で書…

高橋作太郎他2名『リーダーズ英和辞典』第3版革装(研究社、2012)

ひゃあ〜、日々倹約しているはずなのに また辞書を買ってしまったゾ。 もちろん古本です。 出物があったんで送料入れても 正価の半分以下で買いました。 英文を読むにも翻訳するにも 日本最強の英和辞典なんですよね。 柴田元幸先生も推薦してるんですよね。…

佐々木高政『新訂・英文解釈考』(1980)

二週間の密度の濃い時間の後は 月火、年休をいただき五連休にします。 集中だけでなく弛緩が大事、とは桂枝雀師匠の教え。 緩急自在とまではいかないまでも ワーク・ライフ・バランスは自分なりに心がけます。 新訂・英文解釈考作者: 佐々木高政出版社/メーカ…

草の根ネットワークでいこう!

若者たちのためのワークショップ、 "Young Innovators Workshop"二日目です。 前日とはグループを入れ替え、 自分以外の17名全員と話をするようにしていきます。 中には英語が苦手な人もいますが、 伝えたいことがあれば文法はメチャクチャでも それなりに伝…

日暮れが速くなってきた

午後、O動物病院Kさんに連絡して 肝臓のクスリ二種類を用意してもらう。 大王の肝臓治療で飲ませているクスリだが、 前回の血液検査で胡留さんも数値も悪かったので 二匹共通で使っている。 日暮れ前にウォーキングに出掛ける。 ウォーキングを習慣にして17…

松本亨『英語の新しい学び方』(1965)

英語学の齋藤秀三郎、 ドイツ語学の関口存男の著書・伝記を読んでいるうちに、 僕の英語の師のひとり、松本亨先生に 久々活を入れてもらいたくなった。 松本亨『英語の新しい学び方』(1965)を読む。 英語の新しい学び方 (講談社現代新書 (52))作者: 松本亨…

スキルを磨いて自立自律

Sホテルに50〜60人が集結して アジアパシフィック・クリエーティブ・ディレクター会議が 朝9時から始まります。 僕の出番は最初のコーヒーブレイクが終わって二人目。 時間にすれば20分のクリエーティブ・セッションです。 たかが20分、されど20分。 出席の…

齋藤秀三郎/中村捷(訳述)『実用英文典』(2015/原著1899)、買いました!

A図書館から借りてきた 齋藤秀三郎/中村捷(訳述)『実用英文典』を読み始める。 予想していた以上に素晴らしい教科書/参考書だ。 実用英文典作者: 齋藤秀三郎,中村捷出版社/メーカー: 開拓社発売日: 2015/06/08メディア: 単行本この商品を含むブログ (10…

齋藤秀三郎/中村捷(訳述)『実用英文典』(2015)を借りてきた

このところ齋藤秀三郎(ひでさぶろう)と その著作について書いている。 帰宅途中のA図書館で 予約していた『実用英文典』を借りることができた。 「訳述」という語を初めて知った。 「翻訳してその内容を述べること。 また,翻訳による述作。」と辞書の語釈…

齋藤秀三郎/中村捷(訳述)『実用英文典』(原著1899/完訳2015)

齋藤秀三郎に興味を持って調べていたら、 1898-99年に齋藤が英語で執筆した『Practical English Grammar』 (全4巻/1,056ページ)が日本語に翻訳されて復刊されていることを知った。 実用英文典作者: 齋藤秀三郎,中村捷出版社/メーカー: 開拓社発売日: 2015…

届きました!『熟語本位英和中辞典』(1964/新増補版)

届きました! 1964年新増補版「熟語本位英和中辞典」です。 以前の持ち主(駒澤大学学生)が マジックペンで名前を書き(一部判読不能!)、 小口にAからZまで赤い小見出しをつけていたために(これは便利!) 2,499円+送料257円=小計2,756円と格安で入手…

齋藤秀三郎『熟語本位英和中辞典』(初版1915/復刊新版2016)

語学オタクである。 辞書フェチである。 「復刊ドットコム」のニュースが届いて、 10月下旬復刊が決まったことを知った。 リクエスト投票が38票集まっていた。 齋藤秀三郎著/豐田實筯補『熟語本位英和中辞典』(岩波書店)である。 1915年初版刊行だから出…

「英語で読む村上春樹2016」

ここ数年のNHK英語番組の中で 僕にとって一番のヒットがこれですね。 「英語で読む村上春樹」。 2013年に番組が始まり、 毎年講師を務める方が替わります。 この4月からは辛島ディヴィッドさん。 パートナーは、3年間務めたマシュー・チョジックさんから 秀…

NHK英語講座受講、足掛け49年

中学校に入学した1967年4月1日早朝、 NHKラジオ講座「基礎英語」を聴き始めた日をいまも記憶している。 NHK英語講座足掛け49年、半世紀のリスナーと豪語している(苦笑)。 もっとも大学後半、社会人になってブランクがあるから、 まぁ、約半分と勘定して実…